ボンヘッファー の商品レビュー
この本を読んで、ボンヘッファーについてしばらく考えさせられています。 私自身深い感銘を受けた著書「共に生きる生活」の著書である彼と、信仰によってナチス政権という「車を止める」ために地下抵抗運動に参加し、ヒトラー暗殺計画に関与し、主を見上げつつ絞首刑に身を任せた彼。それは同じ人物な...
この本を読んで、ボンヘッファーについてしばらく考えさせられています。 私自身深い感銘を受けた著書「共に生きる生活」の著書である彼と、信仰によってナチス政権という「車を止める」ために地下抵抗運動に参加し、ヒトラー暗殺計画に関与し、主を見上げつつ絞首刑に身を任せた彼。それは同じ人物なんだよなぁ、と。 彼のしたことは本当にすごいと思う。だけど、私は彼の神学とは立場が違うこともあって、彼が決断した根拠となる信仰には、正直、そうかなぁ、、?と思うところもある。でも、なかなか整理がつかないまま、もんもんと思いめぐらせている。 彼のしたことをどのように捉えたらよいのか?「良き力にわれ囲まれ」の賛美が脳内リフレインしはじめて早1週間。まだ答えは出ず、ぼんやり考えている。
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天才的な神学者であるとともに、ヒトラーのナチスに教会的対抗しようとした良心的なキリスト者でもあり、またドイツ敗戦1カ月前に絞首刑にされてしまった同時代人でもあるボンへッファーの生涯と考えをまとめた書籍。 1部を「牧師が暗殺計画に加わるまで」として生涯を追い、2部を「ボンへッファ...
天才的な神学者であるとともに、ヒトラーのナチスに教会的対抗しようとした良心的なキリスト者でもあり、またドイツ敗戦1カ月前に絞首刑にされてしまった同時代人でもあるボンへッファーの生涯と考えをまとめた書籍。 1部を「牧師が暗殺計画に加わるまで」として生涯を追い、2部を「ボンへッファーをめぐる人」として、家族、信仰上の師(ハルナック、バルト)、告白教会の仲間、婚約者として、3部としてその思想をまとめている。3部では、断片的な遺稿となった「倫理」をとりあげて、その思想を紹介している。 200ページ余りのなかに生涯と思想を上手にまとめていると思う。人と思想シリーズの中では、著者の力もあり、読みやすいと思う。
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