日本の神話 の商品レビュー
『古事記』や『日本書紀』に伝えられた日本神話における性の形を、精神分析学の観点から考察した本です。 著者は、日本人の祖先が明るく解放的なエロスを語り継いできたと論じ、そこに西洋の神のような厳しさとは異なる、日本神話の特色を評価しています。 著者の議論はおおむね「性の解放」とい...
『古事記』や『日本書紀』に伝えられた日本神話における性の形を、精神分析学の観点から考察した本です。 著者は、日本人の祖先が明るく解放的なエロスを語り継いできたと論じ、そこに西洋の神のような厳しさとは異なる、日本神話の特色を評価しています。 著者の議論はおおむね「性の解放」という枠組みにのっとっており、そのような枠組みが有効性を持つ時代は過ぎ去りましたが、こうした観点から日本神話を論じた著者の先駆性は、やはり評価されるべきだと思います。
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発禁著書や猥褻裁判などでその名が知られる 日本のセックスカウンセラーの草分け・性科学の奇才が 日本の神話をSEXで斬りまくっている。 おもしろかった。 一章のインデックスからして 「オノゴロ島―はじめ女性が上だった」だもの。 神話のなかに描かれている神々のSEXの体位が元は 騎乗位だったのが正常位に書き替えらていったことから 母系社会から父系社会への移行期のカオスやら 日本の神話の文書化が進んだ飛鳥の時代の支配階級の男性たちが抱える原初的な女性へのコンプレックスあるいは恐怖感みたいなものまで読み解いてたりしちゃってる。 時々妄想が先走ってるけど、なかなか興味深い フロイト的なこじつけではなく いかに神話というものがSEXを重要かつ深遠な テーマとしているか、とりわけ日本の神話が持つ おおらかで豊饒な生命観、世界観を わかりやすく解説している 随分前に読んだが久しぶりに読み直してみたい1冊。
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こういう話を電車の中で読むべきではない。 おかげで殆ど記憶に残っていない。失敗したw でも、その頃のメモを見るとあまり面白くなかったようだ。
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