白昼の近接戦(11) の商品レビュー
ボライソーは初めて戦隊司令官として船を率いるのですが、当人も、またその旗艦艦長となったヘリックも新しい立場での苦悩が…。 昔ホーンブロワーをはじめとするこのジャンルの小説が流行していたとき、わりとおじさん連中が身につまされてファンになったと聞いたことがある。本書を読むとさもありな...
ボライソーは初めて戦隊司令官として船を率いるのですが、当人も、またその旗艦艦長となったヘリックも新しい立場での苦悩が…。 昔ホーンブロワーをはじめとするこのジャンルの小説が流行していたとき、わりとおじさん連中が身につまされてファンになったと聞いたことがある。本書を読むとさもありなんという気がします。 で、今回ぐっといかしていたのはヘリック。地味でおどおど系のかれでしたが、見せ場は後半に入ってから。硝煙の向こうから現れるライサンダー号、かっこいいです。 この作者の作品はけっこう「そんなにタイミングよくいくか」と突っ込みたくなることがあるのですが、それに倍する戦闘シーンの臨場感はさすがです。 それにしても常々思うのですが、邦題が今となっては、ちょっとね。原題が“Signal - Close Action!”。かっこいいのになあ。
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