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田川律の家族ってなんや の商品レビュー

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2012/06/13

1991年、著者が56歳の時に著した自伝的な内容の1冊。生い立ちやこれまでの体験、出会った人々、等々、生き生きと描かれている。大阪弁の軽妙な語り口と柳生まち子さんのイラストがピッタリでとても楽しい。 いわゆる「一般的な普通の人」とは一風、変わった(と言われることが多いであろう)体...

1991年、著者が56歳の時に著した自伝的な内容の1冊。生い立ちやこれまでの体験、出会った人々、等々、生き生きと描かれている。大阪弁の軽妙な語り口と柳生まち子さんのイラストがピッタリでとても楽しい。 いわゆる「一般的な普通の人」とは一風、変わった(と言われることが多いであろう)体験談の数々と、しなやかというか、大雑把というか、誰にでも真似はできないであろう対応、そしてそれを客観的に見つめる目はさすが。他人の「違い」を楽しみつつ受け入れようとする発想は特に素敵で、ぜひ見習いたい。

Posted byブクログ