開国 の商品レビュー
日露和親条約締結に至る日露交渉史。ロシア側の視点を重視。遣日使節プチャーチンの動きや当時の「蝦夷」「千島」観が詳しい。
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[ 内容 ] クリル諸島の国境を画定し、開国を決めた1855年の日露通好条約。 締結に向けた1年半に及ぶ交渉過程を、新史料を加えてたどる。 直前のペリーの威圧的な開国要求と異なるプチャーチンの辛抱強い、平和的な能度等をロシア史のコンテキスト中に置き、18、19世紀の日露接触、日本人のロシア観、敵として、隣人として、先生としてみなしてきた歴史を加えて、日ソ関係の原点をふり返る。 [ 目次 ] 1 使節の出発 2 長期にわたる努力 3 日本人のロシア観 4 二つの航海―プチャーチンとペリー 5 長崎交渉 6 さまよえるロシア艦隊 7 下田交渉 8 調印以後 9 同時代の日本とロシア エピローグ 1855年のクリル諸島 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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