イルカの夢時間 の商品レビュー
第3章は壱岐のイルカ漁(現在は行われていない)についてのルポ。評価およびレビューはこの章のみに対してです。 イルカを特別視する著者にもかかわらず、自分たち愛好家の立場を「カルト」と呼んでみるなど一歩引いた視点がユーモラス。全ての種のクジラやイルカが危機にあるという書きぶりはアレ...
第3章は壱岐のイルカ漁(現在は行われていない)についてのルポ。評価およびレビューはこの章のみに対してです。 イルカを特別視する著者にもかかわらず、自分たち愛好家の立場を「カルト」と呼んでみるなど一歩引いた視点がユーモラス。全ての種のクジラやイルカが危機にあるという書きぶりはアレだが、日本人の反応に対する考察は割りと正確だと思う。 漁業被害を訴える漁師にとっては死活問題であることも理解しつつ、その上でなお「水温変化や乱獲を示す統計に目を向けず、イルカをスケープゴートにしている」と説く。
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