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ブラウン管の映画館 の商品レビュー

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2013/07/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

この人は映画ファンではない。映画の周辺、裏話、役者監督の生い立ち、データのファンなのだ。映画評らしきモノがあるにはあるが、「こういう経緯による○○監督だから面白い」というようなハロー効果バイアスに充ち満ちた事を悪びれもせずに書き続けているだけだ。 思えばこうした「内容以外を偏重する映画マニア、おたく」によって映画全体がクソつまらない場と化した。もう正面から糾弾すべき時代だろう。 映画をこよなく愛する老イラストレーターという一見柔和なイメージを放置する事は、そのこと自体がすでに悪なのだとあらためて宣言しておきたい。 追記 あくまでもこの本における感想。作者には「お楽しみはこれからだ―映画の名セリフ」というこれもまたデータ偏向ではあるが、少なくとも内容に則した著作があることは明記しておきたい。少なからずこの本が映画振興に一役買っていた事実と共に。

Posted byブクログ