推理小説代表作選集(1991) の商品レビュー

日本推理作家協会【編】

2021/10/09

1991年第1刷、講談社の単行本。19編。宮部みゆき著『とり残されて』既読。ホラー風。推理小説ではなくSFという枠なのかしら。小学生の頃殺したいほど思っていた人が殺していた方法で死んでしまう。思っていた人も死ぬのだが、それは必然なのだろうか。ラストも殺すことを実現するために閉じ込めた思いを探すという、なんか考えさせられる、でも嫌な終わり方。

掲載作：『福祉裁判』小杉健治著、『歩道橋の男』原尞著、『化蝶記』皆川博子著、『ヴェニスを見て死ね』ジェイスン・ウッド著、『老後の楽しみ』小池真理子著、『夜のない窓』連城三紀彦著、『待合室で拾った殺人』日下圭介著、『酷い天罰』夏樹静子著、『天使の耳』東野圭吾著、『会社のおもいやり』浅川純著、『私が犯人だ』山口雅也著、『傘がない』本岡類著、『書かれなかった手紙』井上夢人著、『こわい伝言』佐野洋著、『怪奇クラブの殺人』服部まゆみ著、『白い雨の凶器』小林久三著、『悩める女たち』斎藤澪著、

掲載作（続き）：『とり残されて』宮部みゆき著、『泡』乃南アサ著、　備考：ジェイスン・ウッドは木村仁良

2011/11/13

福祉裁判: 小杉健治
歩道橋の男: 原尞
化蝶記: 皆川博子
ヴェニスを見て死ね: ジェイスン･ウッド(木村仁良）
老後の楽しみ: 小池真理子
夜のない窓: 連城三紀彦
待合室で拾った殺人: 日下圭介
酷い天罰: 夏樹静子
天使の耳: 東野圭吾
会社のおもいやり: 浅川純
私が犯人だ: 山口雅也
傘がない: 本岡類
書かれなかった手紙: 井上夢人
こわい伝言: 佐野洋
｢怪奇クラブの殺人｣: 服部まゆみ
白い雨の凶器: 小林久三
悩める女たち: 斎藤澪
とり残されて: 宮部みゆき
泡: 乃南アサ

うち，東野敬吾の天使の耳は，最初、交通警察の夜という題名で出版された短編集に入っていた。後に，天使の耳に短編集の名前が変わった。

事故の責任を問う、目の不自由な人の聞いたものは，果たして真実だったのだろうか。という不思議なお話。

2010/06/16

イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/1802437.html)
(収録作品)歩道橋の男(原尞)/白い雨の凶器(小林久三)/化蝶記(皆川博子)/｢怪奇クラブの殺人｣(服部まゆみ)/泡(乃南アサ)/私が犯人だ(山口雅也)/酷い天罰(夏樹静子)/待合室で拾った殺人(日下圭介)/会社のおもいやり(浅川純)/ヴェニスを見て死ね(ジェイスン･ウッド)/夜のない窓(連城三紀彦)/こわい伝言(佐野洋)/傘がない(本岡類)/書かれなかった手紙(井上夢人)/とり残されて(宮部みゆき)/福祉裁判(小杉健治)/老後の楽しみ(小池真理子)/悩める女たち(斎藤澪)/天使の耳(東野圭吾)