対数eの不思議 の商品レビュー
『自然対数の底 e …
『自然対数の底 e の視点から見える数学』本作は確率・統計を中心に数学という学問全体を広く浅く知りたいという方にお勧めしたい作品である。ただし、確率・統計を中心にということに拘らないのであれば本作ではなく同作者の「虚数iの不思議」の方をお勧めする。本作独自の内容として特に注目に値...
『自然対数の底 e の視点から見える数学』本作は確率・統計を中心に数学という学問全体を広く浅く知りたいという方にお勧めしたい作品である。ただし、確率・統計を中心にということに拘らないのであれば本作ではなく同作者の「虚数iの不思議」の方をお勧めする。本作独自の内容として特に注目に値する部分は確率・統計についてである。さすがに本作に載っている行番号式BASICプログラムソースコードは実践レベルの(すなわち情報工学寄りの)確率・統計では時代遅れと言わざるを得ないが、本作で触れているような純粋数学寄りの確率・統計
文庫OFF
オイラーの頭文字をとった自然対数の底e=1+1/1!+1/2!+…で無限に計算される無理数なのに、指数関数eのx乗が微分しても積分しても形が変わらない性質は、たしかに不思議だ。本書は、eの性質を説明するため、指数・対数関数、複素数、極座標と三角関数、確立・統計という数学の基礎部分...
オイラーの頭文字をとった自然対数の底e=1+1/1!+1/2!+…で無限に計算される無理数なのに、指数関数eのx乗が微分しても積分しても形が変わらない性質は、たしかに不思議だ。本書は、eの性質を説明するため、指数・対数関数、複素数、極座標と三角関数、確立・統計という数学の基礎部分に説明の多くを割いている。ポケコン、マイコンのプログラミングは、コンピュータの黎明期が窺われた。奥付は1993年第6刷。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
eの魅力は微積分や虚数との組み合わせにより、 物理現象を簡単に表現できるところにあるだろう。 数学は物理学を教えるために説明すれば、 納得せざるを得ない事がある。 数学と物理学の仲を取り持つのがeかもしれない。
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eといえば i それから複素平面。 オイラーの公式と再会したくて買いました。 私の記憶が曖昧であったのか、オイラーの公式とは再会できず。 それでも 極座標、指数と対数の導入のくだりとは再会しました。 であった頃は若くて。未来が拓けていると思っていました。
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