愛するということ の商品レビュー
おすすめです
初めて著者の書籍を読みました。「愛するには技術がいる」とは?と思いましたが、読み終わるとなるほどと思いました。堅苦しくない文章なので、普段あまり本を読む機会がない方も読み切れるはずです。また読み直す予定です。
N
愛するということが、単に恋愛をするということを 超えた普遍性の高い概念であり、その実現には相応の難易度を伴うことが分かった。寄りかかることではなく、大人として頼る、頼られる、信頼関係にも関係する。
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愛は奪うものではなく与えるものってことを伝えてくれる本。 試し読みで引き込まれて、これは…と購入しましたが何度でも読み返したくなるような本でした。ずっと手元に置いておきたいです。
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P191 退屈したり退屈させないことは、人を愛するための大事な条件のひとつ 思考においても感情においても躍動的になり、一日じゅう目と耳を駆使する なんでも受け取ったままため込むとか、時間を無駄に過ごすといった内的な怠惰を避けること The Art of Lovingの冒険にとって...
P191 退屈したり退屈させないことは、人を愛するための大事な条件のひとつ 思考においても感情においても躍動的になり、一日じゅう目と耳を駆使する なんでも受け取ったままため込むとか、時間を無駄に過ごすといった内的な怠惰を避けること The Art of Lovingの冒険にとって欠かせない条件のひとつ 精神を集中し、意識を覚醒させ、生命力を高めなくてはならない 現代を読み解く基礎であり底流となる思想がやさしく誤解のぶれなく理解しやすい言葉で語られている。 タイトルからは、恋愛・性愛の悩みを解決してくれるテクニックのヒントがあるようにみえそうだけれど、ここで語られているのは、ナルシズム的な愛ではない。 そして「愛の技術」の技術=テクニックではなく、やはりあくまでも「The Art of Loving」であり、Artというのは人間の「生」そのものだろう。(これは受験生の頃、英語で読んだときに聞いた話だったか、そのとき考えたことだったか。) テクニックと受け取られやすいとするならば、資本主義社会でしっかり人が商品化されているということだろう。 第二章-3-e「神への愛」が短くシンプルな割には読み応えのあるものだった。陰陽、ブラフマン、部分と統一などについては、15歳の頃読んだカプラの『タオ自然学』でも詳しく述べられていた。カプラと比較して短い分、ダイナミックさに欠けるものの、こちらのほうが初心へのイントロには良いように思う。
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弘中ちゃんがラジオでオススメしてて購入した1冊。 結局与えることなんですよね、と思いつつ、手元に置いておいてまたふとしたときに読み返そうと思う。
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おそらく私はこの本をこれからの人生を懸けて何度も読み、実践し、成長していくと思う。というか、そうしたい。そう人生を歩みたい。 愛は与えられることではなく、与えること。 自分を愛せないうちは、他人も決して愛すことはできないこと。 自分の周りのすべての実在および現象を客観的に捉えよ...
おそらく私はこの本をこれからの人生を懸けて何度も読み、実践し、成長していくと思う。というか、そうしたい。そう人生を歩みたい。 愛は与えられることではなく、与えること。 自分を愛せないうちは、他人も決して愛すことはできないこと。 自分の周りのすべての実在および現象を客観的に捉えようと努力し、その一つ一つに感謝し、愛すること。 言葉にするのは簡単で、だからこそ、常に自分自身の愛への態度に懐疑的であることは難しく、故に愛することも困難を伴う訳で。 この信念を、決意を、ずっと忘れないでいたい。噛み締めていたい。
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大切なことがたくさん書いてあった。 目の前のことに集中すること。文章、音楽、会話、など。 そして、その時に心から湧き上がるものを捉えること。 それは確信に繋がる。どんな生産的な活動も、確信や信念が無ければ空虚である。 愛は、確信を持った生産によって、隣人をはじめ全ての人に、与える...
大切なことがたくさん書いてあった。 目の前のことに集中すること。文章、音楽、会話、など。 そして、その時に心から湧き上がるものを捉えること。 それは確信に繋がる。どんな生産的な活動も、確信や信念が無ければ空虚である。 愛は、確信を持った生産によって、隣人をはじめ全ての人に、与えることである。 途中、キリスト教ベースで書いてあるところは共感しがたい。父や母の役割が書いてある所とか。でも全体的には良かった。
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与えるほうが幸せっていうのはここ最近すごく思ってたからそうだよなーって思いながら読んだ。若い時はご飯奢ってもらったり、プレゼントもらったりしたら「嬉しい!」って思ってたけど、ちょっと歳を重ねてからは自分が「あげたい!」みたいな気持ちが強くなった気がする。貧困が辛いのは人に物を与え...
与えるほうが幸せっていうのはここ最近すごく思ってたからそうだよなーって思いながら読んだ。若い時はご飯奢ってもらったり、プレゼントもらったりしたら「嬉しい!」って思ってたけど、ちょっと歳を重ねてからは自分が「あげたい!」みたいな気持ちが強くなった気がする。貧困が辛いのは人に物を与えられないからっていうのもまあそうだよなって感じ。 母性愛と父性愛の違いみたいなとこも、そうなんかーって思いながら読んだ。本によると母親と父親の愛は質的に違うらしい。母親の愛は無条件、父親の愛は条件付きで、父親の愛は子供に規律、法律、社会とかを教える役目があるらしい。そして子供を教育して世界へとつながる道を教えるのが父親らしい。今の世の中母子家庭って増えてるけど、父親がいないことの弊害ってこの観点から考えると思ってる以上に大きいのかもしれないって思った。世界に続く道に導いてくれる人がいないから母子家庭の子供は何らかの社会適応に障害を抱えている場合が多いのかもなって思ったりもした。 人が誰かと一緒にいたいって思うのは「孤独」だかららしい。確かにそうだなって思う。
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愛は相手に注ぐものであると同時に、過去の自分に与えるものではないかとおもう。 これは島本理央さんのイノセントにての感想にも書いたものだけど、今回のエーリッヒ・フロム『愛するということ』にも通ずると思った。 これを読んで、愛と恋を同一視している人が多いのかもし...
愛は相手に注ぐものであると同時に、過去の自分に与えるものではないかとおもう。 これは島本理央さんのイノセントにての感想にも書いたものだけど、今回のエーリッヒ・フロム『愛するということ』にも通ずると思った。 これを読んで、愛と恋を同一視している人が多いのかもしれないなと思った。 愛することは能動的で、精神的に成熟していないとできない。 信じて、ただただ注ぐことで自分自身も満たされる。 恋は信じたいけど疑ったり、どうしても同じ気持ちを求めてしまう独占欲が発生するものだと思う。
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今漠然と思っていることが論理的に整理されてすっきり。愛とは生まれながらに備わっているものではなく、理性と客観性と謙虚さを持って習得する技術的である。きちんと自分を律し、自分と変わらず他人を愛する。誰を愛するかよりどのように愛すか。この技術を得て愛する気持ちで満たされることができた...
今漠然と思っていることが論理的に整理されてすっきり。愛とは生まれながらに備わっているものではなく、理性と客観性と謙虚さを持って習得する技術的である。きちんと自分を律し、自分と変わらず他人を愛する。誰を愛するかよりどのように愛すか。この技術を得て愛する気持ちで満たされることができたら幸せだろう。
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