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賢者は中金持ちをめざす の商品レビュー

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2010/05/15

【私の評価】★★★☆☆(79点) ■1984年、バブル崩壊直前に発行された一冊です。  不動産の価格が上がりすぎていること、  税金の累進課税は緩和すべきことなど、  未来を予見する内容となっています。 ・家は借りて住む方がトクな時代がくる(p160) ■この本が素...

【私の評価】★★★☆☆(79点) ■1984年、バブル崩壊直前に発行された一冊です。  不動産の価格が上がりすぎていること、  税金の累進課税は緩和すべきことなど、  未来を予見する内容となっています。 ・家は借りて住む方がトクな時代がくる(p160) ■この本が素晴らしいのは、  時代を超越した合理的な考え方を  教えてくれることです。  つまり、投資であれば「利回り」を見れば、  採算が取れるのかわかるということ。  また、預金とはお金の一時休憩所であるといった  物の本質的な見方です。 ・金融商品とは何だろうか。どうして人は定期預金をしたり  するのだろうか。私はそれは現金の置き場に困った人が  泥棒や火事から財産の安全を守るためにやむを得ず預けに行く  「一時預かり」みたいなものではないかと思う。・・・  商品と名のつく以上、いつの世も、買った人よりは売った人の方が  儲かる仕組みにできているものなのである。(p105) ■「小金持ち」を目指すような本がありますが、  元本はこの本ではないでしょうか。  大金持ちよりは、  月収100万円(ただし使えるお金で)を目指す。  邱さん、よい本をありがとうございました。 ━━━━━━━━━━━ ■この本で私が共感したところは次のとおりです。 ・快適なる月収百万円、但し使えるお金で(p32) ・独立して自営をすればきびしい面もあるが、  頑張ってやり抜けば、収入はサラリーマンをやっていた時の  倍にはなる。「その代わり三倍働いて、収入は二倍ですよ」(p65) ・国には紙幣発行権があるから、紙幣を濫発するという  手が残されている。紙幣を印刷すれば、さしあたりのピンチを  回避できるばかりでなく、インフレをひき起こすことによって  過去の債務を実質的に削減することができる(p94)

Posted byブクログ