村上龍料理小説集 の商品レビュー
1つのストーリーに必ず料理が出てくる。 村上龍は元々エロティックな文章を書いているけれど、 食べ物を食べている表現がこんなにエロティックだとは。 そして、ものすごく美味しそう。 美味しいスープを食べて、人の悲しみとか全て忘れる。 この感覚、ちょっとわかる。
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素材の味がしっかりしている、けれど濃いソース付きの食べ物が食べたくなる 唾液と絡ませて口を閉じていても隣に座っている人にまで音が聞こえるように噛んで、呑みこむ時に喉をすべる感触まで楽しめるもの 官能的な小説集
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上手いな、この人は。 この人の一貫した感覚は(違うのかも知れないけど)かなり大変だったと思うなぁ。 20年近く読んでるんだな、俺は。
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インドに行く飛行機の中で読んでいた、たまたまオールド・デリーのカレーをモチーフとした短編があった、到着後探して訪れ山羊の脳味噌のカレーを食べた、カレーは宇宙的で脳は妙に現実感のある白子のような食感と香りだった、おそらく一生忘れないと思う。
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