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法社会学入門 の商品レビュー

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2013/03/17

法学部に入学したものの、六法全書の読みにくさが馴染めず、実定法とは違う世界を学びたくて選んだゼミが「法社会学」。法がどのように社会と関係性を持っているのかを、その実際の働きや限界等含めて俯瞰してとらえる学問です。日本人の法意識とか、当時はまだ未導入だった陪審制が日本文化に馴染むの...

法学部に入学したものの、六法全書の読みにくさが馴染めず、実定法とは違う世界を学びたくて選んだゼミが「法社会学」。法がどのように社会と関係性を持っているのかを、その実際の働きや限界等含めて俯瞰してとらえる学問です。日本人の法意識とか、当時はまだ未導入だった陪審制が日本文化に馴染むのか、みたいなことをゼミで議論しましたが、とても面白かったです。当時、私が購入したまま未読だった六本佳平教授の有斐閣の教科書。当時の私の所属していたゼミの恩師が日経新聞のインタビュー記事に出ているのを偶然目にして、懐かしくなって本棚の奥から取り出しました。法意識、医療事故、公害訴訟、企業と法、裁判制度、離婚、雇用など、様々な切り口をチュートリアル形式で取り上げたもの。小難しい法の世界を少しでも判りやすく、馴染みやすいようにとの著者の心遣いが感じられますが、久しぶりにこの手の教科書を読んで、やっぱり難解なところも多々ありました。でも、法という視点から日本社会の有り様を捉えようとするアプローチは、面白いですね。

Posted byブクログ