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物語 イタリアの歴史 の商品レビュー

4.1

12件のお客様レビュー

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2023/08/16

237 イタリアはヨーロッパ世界の中でも特別に古い歴史を持つ国だが、イタリアという国が現実に誕生したのは、今からせいぜい150年ほど前にすぎない。本書はローマ帝国が分裂する1500年前から、統一されたイタリア王国が成立する150年前までの歴史を、10のテーマと人物のエピソードに分...

237 イタリアはヨーロッパ世界の中でも特別に古い歴史を持つ国だが、イタリアという国が現実に誕生したのは、今からせいぜい150年ほど前にすぎない。本書はローマ帝国が分裂する1500年前から、統一されたイタリア王国が成立する150年前までの歴史を、10のテーマと人物のエピソードに分けて紹介している。 (『世界史読書案内』津野田興一著 の紹介より) 「皇女ガラ・プラキディア、女伯マティルデ、聖者フランチェスコ、皇帝フェデリーコ、作家ボッカチオ、銀行家コジモ・デ・メディチ、彫刻家ミケランジェロ、国王ヴィットリオ・アメデーオ、司書カサノーヴァ、作曲家ヴェルディの10人を通して、ローマ帝国の軍隊が武装した西ゴート族の難民に圧倒される4世紀末から、イタリア統一が成就して王国創立専言が国民議会で採択される19世紀末までの千五百年の「歴史=物語」を描く。」 目次 皇女ガラ・プラキディアの物語 女伯マティルデの物語 聖者フランチェスコの物語 皇帝フェデリーコの物語 作家ボッカチオの物語 銀行家コジモ・デ・メディチの物語 彫刻家ミケランジェロの物語 国王ヴィットリオ・アメデーオの物語 司書カサノーヴァの物語 作曲家ヴェルディの物語

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2021/12/26

まるでイタリアの各都市を歴史散歩しているような錯覚になる筆致。コロナが収まったら、是非行ってみたくなる。

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2020/01/03

☆☆☆2020年1月☆☆☆ 1、皇女ガラ・プラキディアの物語 2、女伯マティルデの物語 3、聖者フランチェスコの物語 4、皇帝フェデリーコの物語 5、作家ボッカチオの物語 6、銀行家コジモ・デ・メディチの物語 7、彫刻家ミケランジェロの物語 8、国王ヴィットリオ・アメデーオの...

☆☆☆2020年1月☆☆☆ 1、皇女ガラ・プラキディアの物語 2、女伯マティルデの物語 3、聖者フランチェスコの物語 4、皇帝フェデリーコの物語 5、作家ボッカチオの物語 6、銀行家コジモ・デ・メディチの物語 7、彫刻家ミケランジェロの物語 8、国王ヴィットリオ・アメデーオの物語 9、司書カサノーヴァの物語 10、作曲家ヴェルディの物語 イタリアの解体(ローマ帝国)から、再統一まで1000年以上の歴史をたどる壮大なロマン。有名な人物から、あまり知られていない人物まで。 イタリアの歴史を語るうえで欠かせないのはローマ教皇。 僕は昔から「カノッサの屈辱」が大好き(・・・と言っていいのかどうか) という意味では 「2、女帝マティルデの物語」は教皇グレゴリウス7世の人となりがわかって実に面白かった。どんな頑固者だったのだろう。しかし、その厳しさで人をひきつけるカリスマでもあったのだろう。

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2018/11/04

・現在のカノッサは古城の廃墟に風が吹くばかり、たまに訪れる観光客のほかは住む人とてない ・1453年、東ローマ帝国の首都を完全に包囲した14万のトルコ軍団は、皇帝メフメト2世の号令下、総攻撃を開始。防戦二カ月余、ついにコンスタンティノープルは陥落 ・フィレンツェでメディチ家ゆかり...

・現在のカノッサは古城の廃墟に風が吹くばかり、たまに訪れる観光客のほかは住む人とてない ・1453年、東ローマ帝国の首都を完全に包囲した14万のトルコ軍団は、皇帝メフメト2世の号令下、総攻撃を開始。防戦二カ月余、ついにコンスタンティノープルは陥落 ・フィレンツェでメディチ家ゆかりの場所を訪ね歩けばきりがないが、ウッフィーツィ美術館だけは見逃すまい

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2015/06/23

イタリアの歴史に、知識不足な私には、教科書の試験に出る単語を思い出すぐらいの作品でしかなく、思い入れが生まれるような物語ではなかった。 司書カサノーヴァは、興味が出たが。 私以外の人達の評価・感想を見たら、自分にはイタリアの歴史に関する知識が不足している事を痛感させてくれた作品...

イタリアの歴史に、知識不足な私には、教科書の試験に出る単語を思い出すぐらいの作品でしかなく、思い入れが生まれるような物語ではなかった。 司書カサノーヴァは、興味が出たが。 私以外の人達の評価・感想を見たら、自分にはイタリアの歴史に関する知識が不足している事を痛感させてくれた作品。

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2013/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

紀元後2000年を8人の人物の時代史を描くことにより、イタリアそのものの歴史を分かりやすく提示してくれるものです。ラヴェンナ、アシジ、フィレンツェ、ナポリ、トリノなどの都市の歴史も同時に学べます。つまり西ローマ帝国滅亡の直前の皇女ガラ・プラキディア、十字軍が始まった頃の女伯マティルデ、教皇全盛期時代の聖者フランチェスコ、皇帝派と教皇派が争った時代の名君・皇帝フェデリーコ、作家ボッカティオ、銀行家コジモ・デ・メディチ、彫刻家ミケランジェロ、国王ヴィットリオ・アメデーオ、司書カサノーヴァ、作曲家ヴェルディ。政治、経済、そしてその後も長い間、文化先進国としてヨーロッパをリードしたイタリアが都市国家の対立・抗争に明け暮れている間にスペイン・フランス・オーストリア等の諸外国の支配に悩まされ、追い越され、ついに国家統一されるまでの歴史を語ったものです。VERDIの綴りがイタリアの愛国心を鼓舞し、「ナブッコ」の「黄金の翼に乗って」の大合唱と共に、イタリア統一戦争が繰り広げられて行ったという記述には感動でした。今までよく知らなかった天才色事師カサノーヴァなども大変興味深かったです。

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2013/06/23

(1993.09.30読了)(1991.10.31購入) 解体から統一まで (「BOOK」データベースより)amazon 皇女ガラ・プラキディア、女伯マティルデ、聖者フランチェスコ、皇帝フェデリーコ、作家ボッカチオ、銀行家コジモ・デ・メディチ、彫刻家ミケランジェロ、国王ヴィットリ...

(1993.09.30読了)(1991.10.31購入) 解体から統一まで (「BOOK」データベースより)amazon 皇女ガラ・プラキディア、女伯マティルデ、聖者フランチェスコ、皇帝フェデリーコ、作家ボッカチオ、銀行家コジモ・デ・メディチ、彫刻家ミケランジェロ、国王ヴィットリオ・アメデーオ、司書カサノーヴァ、作曲家ヴェルディの10人を通して、ローマ帝国の軍隊が武装した西ゴート族の難民に圧倒される4世紀末から、イタリア統一が成就して王国創立専言が国民議会で採択される19世紀末までの千五百年の「歴史=物語」を描く。

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2012/05/23

イタリア史のそれぞれの時代を10人の人物に代表させて、というアプローチ。イタリア初心者にはパースペクティブが掴みづらいという弱みは残るけれど、ミケランジェロとレオナルドダビンチの確執や、メディチ一族の衰勢など、物語として面白く読める。なかなかの名文で、語り口に風格がある本を久しぶ...

イタリア史のそれぞれの時代を10人の人物に代表させて、というアプローチ。イタリア初心者にはパースペクティブが掴みづらいという弱みは残るけれど、ミケランジェロとレオナルドダビンチの確執や、メディチ一族の衰勢など、物語として面白く読める。なかなかの名文で、語り口に風格がある本を久しぶりに読んだ。こういう先生に教わってみたいとふと思った。

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2022/07/28

著者本人は列伝ではないと断言しているが、一章に一人の人物を割いて、その人物にまつわるエピソードと絡めて語るイタリアの歴史=物語。読む順序が逆になってしまったが、第一巻のほうは10章で10人の人物を取り上げ、古代からイタリアの国家としての統一(19世紀末〜20世紀初頭)までを物語風...

著者本人は列伝ではないと断言しているが、一章に一人の人物を割いて、その人物にまつわるエピソードと絡めて語るイタリアの歴史=物語。読む順序が逆になってしまったが、第一巻のほうは10章で10人の人物を取り上げ、古代からイタリアの国家としての統一(19世紀末〜20世紀初頭)までを物語風に綴っている。一話から順に人物をあげると、皇女ガラ・プラキディア、女伯マティルデ、聖者フランチェスコ、皇帝フェデリーコ、作家ボッカチオ、銀行家コジモ・デ・メディチ、彫刻家ミケランジェロ、国王ヴィットリオ・アメデーオ、司書カサノーヴァ、作曲家ヴェルディとなる。大体、一章で一時代を扱っているので、内容はわりと二巻と重複している部分が多いが、それでもやっぱり面白い。

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2011/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 皇女ガラ・プラキディア、女伯マティルデ、聖者フランチェスコ、皇帝フェデリーコ、作家ボッカチオ、銀行家コジモ・デ・メディチ、彫刻家ミケランジェロ、国王ヴィットリオ・アメデーオ、司書カサノーヴァ、作曲家ヴェルディの10人を通して、ローマ帝国の軍隊が武装した西ゴート族の難民に圧倒される4世紀末から、イタリア統一が成就して王国創立専言が国民議会で採択される19世紀末までの千五百年の「歴史=物語」を描く。 [ 目次 ] 皇女ガラ・プラキディアの物語 女伯マティルデの物語 聖者フランチェスコの物語 皇帝フェデリーコの物語 作家ボッカチオの物語 銀行家コジモ・デ・メディチの物語 彫刻家ミケランジェロの物語 国王ヴィットリオ・アメデーオの物語 司書カサノーヴァの物語 作曲家ヴェルディの物語 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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