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標準MINIXハンドブック の商品レビュー

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2011/08/21
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MINIX出た当時、タネンバウムの本をプログラマの間で英語版を輪講しました。 また、MINIXのPC-98版を移植された方の許可を得て、 ソースコードの配布と、日本語のインストールマニュアルを作成しました。 当時のMINIXは、ハードディスクごとにパラメータを設定し、アセンブルしたり、 コンパイルする必要があるシステムがありました。 ある会社が、教育のためのMINIXの配布に文句を付けたことがあります。 そのために、日本のOSの研究や勉強の枠組みに雑音が多くなったことがあります。 教育用のMINIXをビジネスとして配布するのには、ライセンスの取得がいるでしょう。 しかし、教育用の配布を許されていて、教育用にしか使っていないのに、文書で問い合わせがありました。 内容は、誤解に基づいたものでしかなく、その旨を伝えようとしたのですが、返事すらありませんでした。 日本で技術の発展の芽をつぶす仕組みを見たような気がしました。 大手のベンダだけでなく、出版社も後ろ向きだった時代があったようです。 ps. MINIXのコミュニティからLinuxができたと言われていますが、 Linuxが流行っている現在でも、Linuxを相対的に理解するために、 比較対象としてMINIXを見ることは価値があるかもしれません。 コンピュータ、ソフトウェアの技術者は、プログラミング言語は英単語を基準にしていますし、多くのマニュアルが英語しかないものがあるのですから、英語に慣れることも必要だと思います。

Posted byブクログ