建築夢の系譜 の商品レビュー
「建築 / 夢の系譜」と思って読み始めましたが「建築夢 / の系譜」だったかもしれません。 建築史の大きな流れ、を「建築が目指す夢」と捉える。なんと蠱惑的な。 「ドイツ精神の十九世紀」と副題にあるように、語られる範囲は狭いのですが、紹介される建築の一つ一つがたいへん魅力的です。...
「建築 / 夢の系譜」と思って読み始めましたが「建築夢 / の系譜」だったかもしれません。 建築史の大きな流れ、を「建築が目指す夢」と捉える。なんと蠱惑的な。 「ドイツ精神の十九世紀」と副題にあるように、語られる範囲は狭いのですが、紹介される建築の一つ一つがたいへん魅力的です。 というか、読み解き方が魅力的。 建築史全体を、こういう考え方で見直してみたい。 やっぱり今からでもきちんと勉強し直すべきだろうか。 ━ p.18 ━ 建築の歴史は「夢の建築」の歴史であって、地表のあちこちに残された遺跡は、すべて夢の痕跡として、時間の彼方の誰かの夢を隠し持っている
Posted by
- 1