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食の歴史 の商品レビュー

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2015/11/09

読書録「食の歴史」3 著者 黒田弘行 出版 農文協 p122より引用 “ 「作物」や「家畜」をつくりだすことに より、ヒトは野生の生物界からぬけ出したの である。  みずからの手で食物連鎖さえもつくりだし てしまったのである。ヒトは意識的に自然を 生産する人間としての道を歩み...

読書録「食の歴史」3 著者 黒田弘行 出版 農文協 p122より引用 “ 「作物」や「家畜」をつくりだすことに より、ヒトは野生の生物界からぬけ出したの である。  みずからの手で食物連鎖さえもつくりだし てしまったのである。ヒトは意識的に自然を 生産する人間としての道を歩みだした。” 目次から抜粋引用 “「食」は自然・社会認識をゆたかにする  食べることは自然をつくること  哺乳類の「食」と「からだ」  霊長目の「食」と「からだ」  ヒトは自らつくりだした生物を食べる”  小学校教師である著者による、食物と生物 の関係を記した一冊。  食物連鎖についてから食文化の多様性につ いてまで、イラストを数多く使って書かれて います。  上記の引用は、作物や家畜と人間について 書かれた項での一節。 火や道具を使うようになって、あらゆる自然 物を食料とすることが出来るようになったた めに、より多くの自然を食べてしまうように なったそうです。そこで自ら増やすことが始 まり、自然の食物連鎖から離れたとのこと。 しかし、こうして農業や畜産で食料を確保で きるようになったために、現在の人口まで人 間が増えて、いまだに食糧難が無くなってい ないところもあります。 結局手に入る栄養ぎりぎりまで、生き物とい うのは数を増やしてしまうから、どこかで食 糧難が発生してしまうのかもしれないなと思 います。  イラストを多く使い、平易な文章で書かれ ているので、食べることについて調べ始める のにいい一冊ナノではないかと思います。 ーーーーー

Posted byブクログ