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聖書の旅 の商品レビュー

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世界のいろいろな聖地…

世界のいろいろな聖地を訪ねて、記した本。

文庫OFF

2020/09/22

イザヤ・ベンダサンの筆名で執筆した『日本人とユダヤ人』で独自の文化論を展開し、賛否両論を含む広範なリアクションを引き起こしたことで知られる著者が、聖書の舞台である各地を訪ね歩き、現地の人びととの交流や聖書のエピソードに対する所感をつづった本です。 本書のなかに、本多勝一の『極限...

イザヤ・ベンダサンの筆名で執筆した『日本人とユダヤ人』で独自の文化論を展開し、賛否両論を含む広範なリアクションを引き起こしたことで知られる著者が、聖書の舞台である各地を訪ね歩き、現地の人びととの交流や聖書のエピソードに対する所感をつづった本です。 本書のなかに、本多勝一の『極限の民族』におけるベドウィンの描写にかんする記述があります。著者は、値段交渉というかたちでの対話を拒んだ本多のスタンスに対する批判的な言辞を記しているのですが、わたくしには著者と本多に共通して見られるエピソード主義的な議論のしかたに引っ掛かりを感じてしまいました。もちろん本書も本多の著書もルポタージュである以上、エピソードの記述が中心になるのは当然ともいえるのですが、著者のばあい聖書をさまざまなエピソードの集積としてあつかい、それをもとにして日本人とは異なる民族的本質を規定しよとする姿勢が顕著で、たとえばイラン革命に預言者エリヤの伝統を見ようとするところなどに明瞭に現われています。こうしたエピソード主義的な文化論は、エッセイとしてたのしんで読むには問題はないのかもしれませんが、個人的にはやはり賛同しがたいと感じてしまいます。

Posted byブクログ

2013/08/28

(「BOOK」データベースより)amazon 普通の人間にはあり得ない言葉、また決して結びつかない言葉を結びつけて新しい世界を開くこと、それが「歴史における進歩」であるなら、この旧約の地こそ、その言葉を生み出した地であった。古都の神殿跡、荒野の廃址丘、オアシスの聚落…。聖書の地を...

(「BOOK」データベースより)amazon 普通の人間にはあり得ない言葉、また決して結びつかない言葉を結びつけて新しい世界を開くこと、それが「歴史における進歩」であるなら、この旧約の地こそ、その言葉を生み出した地であった。古都の神殿跡、荒野の廃址丘、オアシスの聚落…。聖書の地をひとつひとつ訪ねて、人間の歴史、永遠、聖について考える巡礼の記録。

Posted byブクログ