カストロの選択 キューバ・南北統一・15年目の真実 ベトナム の商品レビュー
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1991年刊。ソ連崩壊頃、共産主義国家の戦後史を総合的に解釈しようとする試みがなされていたが、本書はそういう思潮の中で生まれたシリーズの一。全6の5。ベトナム戦争が中核のベトナムと、キューバ危機が中核のキューバ。もっとも、解説だけでなく関係者のインタビューも頁を割く(が、選者は良い感じ)ので、論考は短く、これら問題の取っ掛かりの意義が強いかも。なお、ベトナム戦争関連の備忘録。北軍は①正規軍・地方軍・ゲリラを上手く配置して戦った。②スパイの有効活用。③生活可能な塹壕を形成し、長期的塹壕戦の準備ができていた。
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