キューピッドとプシケー の商品レビュー
幼稚園生のときに習い事の先生の家に置いてあった絵本の一つでした。 子供ながらに挿絵の美しさだけ覚えていて、ふと大人になって思い出したので、改めて読んでみた。 内容もおぼろげだったがこんな話だったのかと驚いた 子供には難しかったろうなと納得しました。
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訳者にもお馬鹿さんと言われてしまう、プシケーとキューピッド。だけど彼らの直向さを神はちゃんと見ていた。愛は地球もお馬鹿も救うのです。
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モノトーンのル・カインの絵を堪能しました。優美な曲線、緻密で繊細な書き込みが素晴らしく美しいです。色の洪水の中にいるより、かえってモノトーンの方が豪華に感じられました。ストーリーはタイトル通り言わずと知れたギリシャ・ローマ神話から。プシケーは一度ならず二度までも人の忠告を聞かず約...
モノトーンのル・カインの絵を堪能しました。優美な曲線、緻密で繊細な書き込みが素晴らしく美しいです。色の洪水の中にいるより、かえってモノトーンの方が豪華に感じられました。ストーリーはタイトル通り言わずと知れたギリシャ・ローマ神話から。プシケーは一度ならず二度までも人の忠告を聞かず約束を破るバカ女。当然共感はできないのにハピエンとは、美人ってだけで得なのね。プンプン。
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文は19世紀イギリスの巨匠ウォルター・ペーター。ギリシャ神話に題材を得つつも、幻想的で耽美的な物語世界が描かれる。ただ、後半は難題譚や見るなの禁など、昔話の常道のうちに終息するのはやや残念だ。また、プシケーは徹底して受動的で進歩がないのだが、考えてみれば美は思索の対極にあるのかも...
文は19世紀イギリスの巨匠ウォルター・ペーター。ギリシャ神話に題材を得つつも、幻想的で耽美的な物語世界が描かれる。ただ、後半は難題譚や見るなの禁など、昔話の常道のうちに終息するのはやや残念だ。また、プシケーは徹底して受動的で進歩がないのだが、考えてみれば美は思索の対極にあるのかもしれない。ル・カインの絵は、あえてモノトーンに徹しているが、かえって幻想性を高めており、極めて高い効果をあげている。ビアズリーのようでもあり、また古代ギリシャやエトルリアの壺などに描かれた絵のようでもある。世紀末に見る古代の夢か。
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これは美しい。 全ての絵が計算ずくのような美しさです。息を飲むほどです。 絵本にしては文字数が多いのですが、とても面白い内容でした。
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お話は、大人向け。女性の自立を言いたいのだと思う。今の時代には合わない(新しさはない)かな。それより、ル・カインの絵がとても良い。
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美しい絵。 エロール・ル・カインの描いた絵本は何冊か持っていて時折眺めたりもするのだが、このような白黒の絵本は初めてだった。 白黒になると、ビアズリーのような美しくもおどろおどろしい血生臭さを感じ、この愚かな愛の物語にぴったりである。 また黒色の分量や配置が印象的に美しく、黒があ...
美しい絵。 エロール・ル・カインの描いた絵本は何冊か持っていて時折眺めたりもするのだが、このような白黒の絵本は初めてだった。 白黒になると、ビアズリーのような美しくもおどろおどろしい血生臭さを感じ、この愚かな愛の物語にぴったりである。 また黒色の分量や配置が印象的に美しく、黒があるからこその灰色がなんとも不気味。 あと表紙の絵に描かれている娘はなんと15頭身もあり、吉川ひなのは自称9頭身・・ほぼ倍である。
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絵がただ圧倒的に美しすぎて息を呑む。 ヒロインであるプシケーの性格はやや難ありですが。 (困難に立ち向かおうとせずにすぐ自殺を図ったり、同じ過ちを繰り返したり) この「キューピッドとプシケー」のモチーフは大好きです。
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今年のお誕生日に、自分への贈り物にしました。 神様のいる場所を彷彿とさせてくれる、一枚一枚の画。
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神話ってーのはちょっと生々しくて妙に人間味あって、ストーリーだけでも十分おもしろい。絵がとてもストーリーに合っていて、文と絵のハーモニーもすっばらしー絵本じゃ。エロール・ル・カインの絵の絵本はため息がでるね〜 この本はいつもの東洋的な感じはなく、神秘的で格調高いイメージかなぁ?
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