フィフティーン の商品レビュー
私がOlive少女だった頃の憧れの一冊。 図書館の書庫で見つけて懐かしく手にしました。 ステディって言葉に憧れたなぁ。 当時はオシャレな感覚で読んだけども、今読むと15歳のジェーンの心の動きが本当に可愛らしく、情けなく、でもとっても勇気ある感じに描かれていて素敵だなあと感心し...
私がOlive少女だった頃の憧れの一冊。 図書館の書庫で見つけて懐かしく手にしました。 ステディって言葉に憧れたなぁ。 当時はオシャレな感覚で読んだけども、今読むと15歳のジェーンの心の動きが本当に可愛らしく、情けなく、でもとっても勇気ある感じに描かれていて素敵だなあと感心します。 そして、平和な時代ですね。 今のYA文学なら、もっとややこしいことをたくさん書かなければならない。 ストレートに思春期の男の子と女の子の恋愛だけを書いていて、こんなに心うごかされるって素敵な事だなぁ。
Posted by
女性版「キャッチャー・イン・ザ・ライ」と言われるこの作品。 読み始めてから最後まで一気に読み終えてしまうほど、この物語の世界に入り込んでしまった。 15才という色々なことに心が揺れ動く年齢の中で、恋をして、自分というものを見つけ出していく主人公ジェーンの姿はとてもキュートであ...
女性版「キャッチャー・イン・ザ・ライ」と言われるこの作品。 読み始めてから最後まで一気に読み終えてしまうほど、この物語の世界に入り込んでしまった。 15才という色々なことに心が揺れ動く年齢の中で、恋をして、自分というものを見つけ出していく主人公ジェーンの姿はとてもキュートであり力強くもあった。 恋をして彼のこと以外なにも考えられなくなってしまったり、デートに着ていく服で迷ったり、友達と自分を比べて劣等感を抱いたり、大人びたことをして失敗してしまったり、両親や周りの大人たちに対して「なんでわかってくれないの!」という気持ちを抱いたり……同じ女性として、同じティーンエイジャーとして、共感できるところがとてもたくさんあった。 私のようなティーンエイジャーが読めば楽しめること間違いなしのこの作品だが、大人の方にこそ読んで欲しい作品でもある。私もあと10年経って再びこの本を再び手にする日、自分がどんな感想をもつのだろうかと想像すると、ワクワクが止まらない。
Posted by
- 1