ヒトラーの逆襲 の商品レビュー

宇野正美(著者)

2012/01/17

もう20年前の本であるが、今読んでも新しい。
1990年、ベルリンの壁崩壊・湾岸戦争・ペレストロイカなど、当時の政治状況を克明に記している。
特に、大ドイツによる、ヨーロッパ統合と、ソビエト崩壊からロシアへと政権が移行する中での、ソビエト国内でのパラダイムシフトは、非常に面白かった。
現在のロシアと日本の関係における外交的失敗も、１９９０年当時からあったのだなと、確認できた。
この20年の国際政治をもう一度振り返る上で非常に参考になりました。