ある15歳の死 の商品レビュー
中国にも、子どもの状況をとらえたこんなに優れた作品があったのかと驚く。中由美子さんの訳も、しっくりいっている感じでよかった。
Posted by
悲しみが溢れて慟哭した。読み始めて、15歳の自分にフラッシュバックした。様々な問題と悩みが降りかかる10代。ゴシック建築の教会の空へ突き刺さる尖塔のような自意識と、アンビバレントな身体と、コントロールできない感情と、研ぎ澄まされた感覚とがごちゃ混ぜになった思春期。だれでも一度は悩...
悲しみが溢れて慟哭した。読み始めて、15歳の自分にフラッシュバックした。様々な問題と悩みが降りかかる10代。ゴシック建築の教会の空へ突き刺さる尖塔のような自意識と、アンビバレントな身体と、コントロールできない感情と、研ぎ澄まされた感覚とがごちゃ混ぜになった思春期。だれでも一度は悩んで悩んで悩んで、一線を越えてしまいたくなる自殺願望。思い出して泣いた。何故、今、自分は生きているのだろう?そんな悩みなどなかったかのように。時間がなにもかも鈍くしてしまうのだ。この主人公も、その文学的才能を何かで花開かしていたら、デビュー当時のユーミンのようになれただろうに。「ひこうき雲」をふと思い出した。
Posted by
今思うと良質ではないように思うが、同年代のときに読んだ。 中国の少女の自殺の話。 児童コーナーにいって借りた。
Posted by
- 1