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のんのんばあとオレ の商品レビュー

3.9

33件のお客様レビュー

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とてもおもしろかった…

とてもおもしろかったです。やはり子どもは自然の中で生き生き育つのが一番だと思いました。そして、子どもの頃の「興味を持ったものをとことん追求する事」と「人との出会い」は本当に大事だ事だと思いました。

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のんのんばあとおれの…

のんのんばあとおれの不思議な妖怪ワールドが大変新鮮!かつおもしろい!現代ではあまり見られなくなった世界をこれを読むことで感じることができるはず!

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水木しげる本人の幼少…

水木しげる本人の幼少時代をモデルに書いた作品。のんのんばあのやさしさに心あたたまります。10年以上前にNHKでドラマ化されていました。是非再放送してもらいたいですね。

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2024/08/26

水木しげるの「楽しみが多すぎて勉強どころではなかった」少年時代を記した本。 昭和初期のガキ大将を中心とした子どもたちの遊びや大人たちとの関わり方の雰囲気は、そこから40年くらい後になるはずだが、自分の子ども時代の体験とも重なることも多く、懐かしい感じを覚えた。更にそこから4~50...

水木しげるの「楽しみが多すぎて勉強どころではなかった」少年時代を記した本。 昭和初期のガキ大将を中心とした子どもたちの遊びや大人たちとの関わり方の雰囲気は、そこから40年くらい後になるはずだが、自分の子ども時代の体験とも重なることも多く、懐かしい感じを覚えた。更にそこから4~50年経った今の子どもたちより幸せだったんじゃないかな。

Posted byブクログ

2024/08/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小学生のころ、「あかなめ」の章だけ読んだ。 背筋が凍るような怖さで先が進まず、 しかしずっと興味はあって気になっていた。 16年ぶりに本を開いた。 幼き頃の水木さんと、 のんのんさん(神仏に仕える人)である おばあさんが主役のエッセイ。 水木少年の空想力の豊かさが思う存分 発揮されている本。 その空想力を行動に移すところが 彼のすごいところ! 一方で、時代背景もあり 死の闇が今よりもずっと近くにある。 赤ちゃんをシメて川に流すだとか、 無理やりロシアへ行く船の飯炊きにされた子どもが 事故で亡くなるだとか、、、。 この話の怖さは、おばけや妖怪ではなく 命の軽さなのかもしれない。 そして、すごく男の子たちが暴力的なんだなあと 感じた。なぐった、なぐられたが日常茶飯事。 今のじめじめした陰鬱ないじめも考えものだけど、 この頃のような暴力もヒヤヒヤしてしまう。 今の時代と90年前のこの時代、 どちらで生きる子どもの方が幸せなんだろう。 と、答えのない問いがぼんやり浮かんだ。

Posted byブクログ

2024/07/15

水木しげる先生の幼少期エッセイ。文章で綴られた、のんのんばあという子守のお婆さんとの記憶(のんのんさんとは神仏に祈る人くらいの意)旦那さんは一畑薬師から番茶を煮出したようなものを使ってかせぐ拝み手だった。 旦那に死なれてからのんのんばあは困窮し、淋しいのか、むら家の台所で寝ること...

水木しげる先生の幼少期エッセイ。文章で綴られた、のんのんばあという子守のお婆さんとの記憶(のんのんさんとは神仏に祈る人くらいの意)旦那さんは一畑薬師から番茶を煮出したようなものを使ってかせぐ拝み手だった。 旦那に死なれてからのんのんばあは困窮し、淋しいのか、むら家の台所で寝ることもあった。 先生の幼少期は三歳まで言葉が喋れないは喧嘩ッ早く強さの象徴たるガキ大将にとことん憧れ、自由闊達を絵に描いたような我道を往く!! の連続。うまくいかないことが多く、動物園を作ろうとして動物を犠牲にしてしまったり、良いことばかりではない。思いついた端から悪戯してはしっぺ返しを食らう(笑)の連続。 でもガキ大将教育の荒療治で泳げるようになったり、へこたれることがない。 大人さえからかい、くそまみれになったり。 学業、特に算数がとにかく苦手。 絵を描くのは得意で、展覧会が開催されたりした。豪華な油絵の具を海に落としたり、あとで先生から絵の具をもらったり。 まあとにかく型にはまらないが、「殴られる以外は堪えない」性質の強さ!! 就職も失敗(見習いも上手くできない、無責任(笑)、転職してもだめ、境港に帰ってから結局徴兵された。 就職失敗して境港に戻ってからは、強さへの憧れより楽しいことを追い求める気持ちが強くなった、という。 収集癖は幼少期からで、お母様も奥様も苦労されただろう(苦笑)しかしこの癖のおかげで妖怪事典やゲゲゲの鬼太郎に連なるシリーズを我々は読めている。 就職失敗してもまるでへこたれない気概、自分の気持ちに従う、殴られる以外は屁のかっぱ。これが、玉砕命令をくぐり抜け、片腕を失いマラリアにかかろうとも生きて復員できた男の理由、根源に触れたように思う。 また、のんのんばあとともに過ごした幼少期の妖怪教育が、彼の中に「見えないものへの畏敬」が育まれ、魂に刻まれたようだ。彼女はしげる先生を通して、後世の大勢にまで生き続けることとなった。名もなきお婆さんの数奇な運命と言っても良かろう。 本書の解説でまさか井村君江先生が登場し、ともにイギリス旅行されていたのには驚いた。 西洋妖怪、妖精への造詣や想いはここからつながっていたとは。 生き生きとした文体、力強い文章は面白おかしく、女一人では貧困になって当たり前、玩具なんて売られていない時代に工夫して楽しむ、命あれば全然平気のガキ大将根性、しかし女性など弱いものには優しくある(子供のころは「弱さが移る気がして触らなかった」とあるが、照れ隠しでは?)が彼の魂だと知った。

Posted byブクログ

2024/06/13

子どもの世界は子どものもの。 水木しげるさんの著書は初めて読んだけどとても面白かった。この時代の子供、自由すぎる笑

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2024/06/11

永遠のガキ大将、水木しげるの自伝。境港の田舎で近所の悪ガキと大いに遊んだ記憶は生き生きと鮮明に描かれており非常に面白い。こういう元気いっぱいに遊んだからこそ、鬼太郎や悪魔くんのようなワクワクする作品が生まれたのだと納得できる。そしてその気持ちを後年になっても大事に心に持つことはき...

永遠のガキ大将、水木しげるの自伝。境港の田舎で近所の悪ガキと大いに遊んだ記憶は生き生きと鮮明に描かれており非常に面白い。こういう元気いっぱいに遊んだからこそ、鬼太郎や悪魔くんのようなワクワクする作品が生まれたのだと納得できる。そしてその気持ちを後年になっても大事に心に持つことはきっととても大切なんだろうなぁ。

Posted byブクログ

2024/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

時代もあるけれど、めっちゃ自由~!となる。昔の子供はたくましいな…。こうやって「水木しげる」がつくられたんだな、と思うと感慨深い。

Posted byブクログ

2022/06/01

水木しげる氏の自著はどれも凄く面白い。きっとこの人は、生まれながらのストーリーテリングの天才なんだろう。そしてもちろん、図抜けた画力を持っていたことも間違いない。彼の漫画は、ひと時代遅れて出て来たなら、もっと国際的な評価を受けたに違いない。 その彼が自身の幼少期を鮮やかに描いた自...

水木しげる氏の自著はどれも凄く面白い。きっとこの人は、生まれながらのストーリーテリングの天才なんだろう。そしてもちろん、図抜けた画力を持っていたことも間違いない。彼の漫画は、ひと時代遅れて出て来たなら、もっと国際的な評価を受けたに違いない。 その彼が自身の幼少期を鮮やかに描いた自伝的エッセイ。素晴らしい。読者自身もまた、自分自身の幼少期の感性や感覚を鮮明に思い出させる快作。 願わくば、マンガ版も読んでみたい。(ありそうなものだが)

Posted byブクログ