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ディズニーランドという聖地 の商品レビュー

3.7

28件のお客様レビュー

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2024/08/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本作は「聖地」「信仰」「文化」という側面からディズニーを見ていく点にその特色があります。僧侶である私にとってこれは非常に興味深いテーマであります。 はっきり申しましょう。「この本はものすごく面白いです・・・!」 新書でこれだけのことがまとめられているというのはかなり奇跡です。これほどの本にはなかなかお目にかかれません。ディズニーファンだけではなく、文化や宗教に関心のある方にもぜひおすすめしたいです。

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2023/08/17

ディズニーランドとは何だったのか?ウォルト・ディズニーの半生や、アメリカという国の文化的アイデンティティ、グローバル資本主義の流れなど。さまざまな要素が合流することで、不思議の国の実態があぶりだされていく。 また、デザイナーにとっては、体験とは何か?UIUXデザインとは何か?とい...

ディズニーランドとは何だったのか?ウォルト・ディズニーの半生や、アメリカという国の文化的アイデンティティ、グローバル資本主義の流れなど。さまざまな要素が合流することで、不思議の国の実態があぶりだされていく。 また、デザイナーにとっては、体験とは何か?UIUXデザインとは何か?という観点からも必読の一冊。

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2021/03/07

夢の国と評されるディズニーランドをアメリカ文化や創設者ウォルトディズニー、そして人々の宗教的価値観から考察し、人々があの亜空間に心酔する深層心理も解き明かしている。私たちが何気なく見ていた景観には、数えきれない技法や言われなければ気がつけない小さなストーリーなどが詰め込まれており...

夢の国と評されるディズニーランドをアメリカ文化や創設者ウォルトディズニー、そして人々の宗教的価値観から考察し、人々があの亜空間に心酔する深層心理も解き明かしている。私たちが何気なく見ていた景観には、数えきれない技法や言われなければ気がつけない小さなストーリーなどが詰め込まれており、ウォルトディズニーを監督とした最高傑作の「ショー」がそこにあるのだと感じた。 ディズニーに様々な形で関わってきた筆者が書く考察は、ウォルトの幼少期やカリフォルニアの開拓時代の話にまで及び、深いところまで述べられているため、ディズニーが好きな人も一度読んでみると新しい発見があると思う。 ただ、日本でアメリカ文化色が強いディズニーランドがこれほどまでに受け入れられたのは、ただの需要と供給の一致だけにはとどまらない、日本人のエキゾティシズムとアメリカとの関係があると思うため、他の資料とともに考えるとより良いと思った。

Posted byブクログ

2020/08/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ディズニーランドを表面的にではなく、細部まで知りたい人に読んでほしい本です。 東京ディズニーランドの話ではなく、(TDLの話も出ますが)ウォルトディズニーがディズニーランドという聖地を作るに至った経緯や、ちょっとした小ネタのようなものが綴られています。 ディズニーをよく知ってる人の方が楽しめると思います。 面白い!という中身ではありませんが、これを読むことでより一層ディズニーが楽しめるようになると思います。

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2018/12/21

何故、私が某所を楽しめないかを確認することができた…。単純に子供になりたくないんだということだったのだ。

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2018/04/16

周りにディズニーファンが多くいて、自分自身とかに興味がない事から、なぜこんなに人を惹きつけるのか、読んでみることにした。 ディズニーランドでは客はゲスト、賓客と呼ばれ、全てのゲストはVIPであるという接客方針が初期の頃から取られていた。 どの客にも同じところから入場させる事でラ...

周りにディズニーファンが多くいて、自分自身とかに興味がない事から、なぜこんなに人を惹きつけるのか、読んでみることにした。 ディズニーランドでは客はゲスト、賓客と呼ばれ、全てのゲストはVIPであるという接客方針が初期の頃から取られていた。 どの客にも同じところから入場させる事でランドでの一日を1つのまとまったストーリーとして演出している。そして現代の実生活感覚から切り離す。また、周りが見えにくいように盛り土をして、中からは外が見えない仕組みにしている。 街全体が実際よりもやや小さめに作られている為、郷愁を覚え、人々を安全で甘美な過去に誘い込む。強化遠近法。一種のタイムトンネル。

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2015/08/21

中学生の頃初めて買った新書。 考えつくされたホスピタリティに圧倒され、当時ディズニーへの就職に憧れてた。

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2014/06/13

少しばかり内容は古いがよくありがちなディズニー万歳な内容ではなく、アメリカ人の文化意識を支える装置としてディズニーランドを見、深い考察がなされている。非常に興味ぶかくおもしろい内容だった、☆4つなのは少し内容が古いため。

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2014/02/02

もう20年も前の本だが、「ディズニー」誕生の背景・アメリカにおけるポジション・東京ディズニーランドなど非常に面白いテーマを扱っている。 別に施設の裏話や現場のことを取り扱っている本ではないので注意。 「ディズニー」を客観的に捉えている。 ↓興味深かった表現 「地上で一...

もう20年も前の本だが、「ディズニー」誕生の背景・アメリカにおけるポジション・東京ディズニーランドなど非常に面白いテーマを扱っている。 別に施設の裏話や現場のことを取り扱っている本ではないので注意。 「ディズニー」を客観的に捉えている。 ↓興味深かった表現 「地上で一番幸せな場所」 「自然を恐れ、敵視した彼らの世界観からすれば、自然状態が存在しない」 「「本物の駄作」が「ニセモノの大傑作」に必死で追いつこうとしているいま」 「日本においては精神性をともなわない巨大な娯楽・消費空間だから」

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2013/05/28

歯切れ良く書かれているので、ディズニー好きも嫌いも、興味ない人も楽しめる本。ディズニーから読み解くアメリカ文化論である。授業のネタにでもと思ったけど、いまこれやると少し陳腐に聞こえてしまうのかも。そして今のディズニーを読むなら視点をまた変える必要もあるか。特に東京やパリ、香港が成...

歯切れ良く書かれているので、ディズニー好きも嫌いも、興味ない人も楽しめる本。ディズニーから読み解くアメリカ文化論である。授業のネタにでもと思ったけど、いまこれやると少し陳腐に聞こえてしまうのかも。そして今のディズニーを読むなら視点をまた変える必要もあるか。特に東京やパリ、香港が成熟してきた今は。

Posted byブクログ