戦争回避のテクノロジー の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
少々、期待しすぎたか。 本自体が古いってのもあるけれど。(発売:1990/2/1) それでも、データを重視している点は評価できる。 もしかしたら、残念なのは本の内容ではなく、戦争を回避しようとすれば、所詮その程度の対策になるのだけれども、その程度ができないから戦争になるという事実なのかもしれない。 「戦争の原因」と「結果」は興味深い。 ・戦争の原因 長期にわたる不満 40% 国内の混乱 39% 軍事的優位 1/6 ・結果 すべての戦争の三分の二は、戦争を起こした問題を解決しない。戦争の終結によって、いずれの側も戦いの目的がどんなものであれ、それを手に入れることはできない。一つの戦争がそれを起こした問題に決着をつけないと、次の戦争の準備がはじめられる。一部諸国は、同一の問題をめぐって何千年と戦っている。(←どこの国だろう?) 総合すると、自信過剰と独善を排除できれば、相当数の戦争をなくすことができる。 でも、それが難しい。
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