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身体の比較社会学(1) の商品レビュー

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2009/10/07

 二度目の読了。  「お前が一番影響を受けた本は何か?」と聞かれれば即座にこの本を答えるだろう、僕はそれほどまでにこの本に衝撃を受け、そうして今も魅せられ続けている。初めて読んだのは二年前、記録には2007.2.10〜3.10.とある。実に一ヶ月もかかっている。抽象的な理論と難解...

 二度目の読了。  「お前が一番影響を受けた本は何か?」と聞かれれば即座にこの本を答えるだろう、僕はそれほどまでにこの本に衝撃を受け、そうして今も魅せられ続けている。初めて読んだのは二年前、記録には2007.2.10〜3.10.とある。実に一ヶ月もかかっている。抽象的な理論と難解な文体で、読むのが非常にキツかった覚えがある。  二年ぶりにこのたび読み直してみたところ、かつて非常に四苦八苦したものを、今はすらすらと読めるようになっている自分を知った。僕は少しでも成長したのであろうか? もちろん、二度目の読解というのもあるだろうけれども、それ以上に、より複雑で抽象的なことを理解することができるようになったということもあるのだろう。  この本は、現在生きている自分の在り方を見るのに非常なる効力をもつとともに、分裂病、パラノイア、躁鬱病、神経症に関しての包括的な概観を得ることができるという点において、非常に便利な一冊である。神経症って、そういうことだったのね! ということを改めて理解することができた。これでフロイトも理解しやすくなったように思う。  2009.2.4-11.

Posted byブクログ