真夜中は別の顔(下) の商品レビュー
面白かった 小藪さんがYouTubeで止まらないと言ってたので初めてシドニィシェルダン読んでみた。 なんとなくミステリーで東野圭吾の外国版かな?と勝手に想像してたけど間違いだった。 キャサリンとノエルの半生を交互に描き、交差していく話。 ちょっと古い手法だと感じたが今読んでも...
面白かった 小藪さんがYouTubeで止まらないと言ってたので初めてシドニィシェルダン読んでみた。 なんとなくミステリーで東野圭吾の外国版かな?と勝手に想像してたけど間違いだった。 キャサリンとノエルの半生を交互に描き、交差していく話。 ちょっと古い手法だと感じたが今読んでも古臭さは感じなかった。 ただ時代か文化の違いかわからないが、男浮気不倫しまくりやりまくり。 引いて誰にも感情移入できなかった。
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I don't think it's necessary to be so obsessed with one man.
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さすがによく知られた作品だけのことはあった。後半は息もつかせない。そして最後。なるほどねえ、そうなるのか。非常に読み応えあった。素晴らしい!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いつも天真爛漫で想像するのが大好きなキャサリンと不遇な出自から貧しい人生を運命付けられたノエル。どちらも美貌を備え、持ち前の行動力で自らの人生を切り開いていこうとするヴァイタリティに溢れている点では共通しているが、その生い立ちはかなり異なる。 特に衝撃的なノエルの方。というよりももはや読んだのが20年くらい前でもあることで強烈な印象を残すノエルの方しか覚えていないというのが正直なところだ。 金持ちと結婚することを人生の目標とし、己の美貌を武器にのし上がろうとする彼女は悪女になることも辞さず、体を売ることも厭わない。特に今でも鮮烈に覚えているのは堕胎のシーンだ。確か妊娠の相手は本作の中心人物のプレイボーイのパイロット、ラリーだったと思うが、彼女を裏切った恨みを、憎しみを敢えて体に染み込ませるために堕胎が危険と思われる妊娠月まで子供宿し、医者に掻き出させ、最後にはハンガーのフックを自ら膣に突っ込んで引きずり出すという恐ろしいまでの女の情念を滾らせる。このシーンは魂が冷えたなぁ。 本作で忘れてはならないのはコンスタンティン・デミリスという大富豪の存在。彼は本作では影の主人公というべき存在になっている。貰った恨みは決して忘れずに、復讐する。それが何年経とうが、相手が忘れようが必ず行うという大富豪だ。金持ちは寛容であるという定説を覆すかのような人物設定に、当時は映画『アンタッチャブル』でデ・ニーロが演じたアル・カポネを重ね合わせていたが、作中では確か小柄ながらも髪はふさふさで中肉の体型だったように描写されており、全然イメージが違う。 で、最後に立ち上るのはデミリスという男の恐ろしさ。彼はやはり復讐を忘れなかったというのを最後に読者の眼前に叩きつける。詳細を書くとネタバレになるので云わないが、この結末で本作は傑作と呼ばれるようになったように思う。そしてシェルダン作品では珍しく続編を匂わす閉じられ方をしており、事実、『明け方の夢』という続編が書かれる。 本作でおなかいっぱいになり、これ以上何を書くことがあるのかと思いきや、その続編もまた読ませる内容になっており、巻措く能わずを約束してくれる。それはまたそのときに感想を述べたいと思う。
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(1991.03.23読了)(拝借) (「BOOK」データベースより)amazon 怨念のクモの巣は張られた。何も知らず飛び込んで行くプレイボーイ。ロンドンからワシントン、更に南太平洋へと、男の転地を調査網が追う。紙一重の愛と僧しみに翻弄される二組の男女、うち生き残るのは誰か?愛...
(1991.03.23読了)(拝借) (「BOOK」データベースより)amazon 怨念のクモの巣は張られた。何も知らず飛び込んで行くプレイボーイ。ロンドンからワシントン、更に南太平洋へと、男の転地を調査網が追う。紙一重の愛と僧しみに翻弄される二組の男女、うち生き残るのは誰か?愛で結ばれた運命の夫婦を操るのは誰か?米大陸からパリ、アテネに舞台を移して、壮絶な物語が展開する。 ☆関連図書(既読) 「真夜中は別の顔(上)」シドニィ・シェルダン著、アカデミー出版、1990.11.10
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怨念のクモの巣は張られた。何も知らず飛び込んで行くプレイボーイ。ロンドンからワシントン、更に南太平洋へと、男の転地を調査網が追う。紙一重の愛と僧しみに翻弄される二組の男女、うち生き残るのは誰か?愛で結ばれた運命の夫婦を操るのは誰か?米大陸からパリ、アテネに舞台を移して、壮絶な物語...
怨念のクモの巣は張られた。何も知らず飛び込んで行くプレイボーイ。ロンドンからワシントン、更に南太平洋へと、男の転地を調査網が追う。紙一重の愛と僧しみに翻弄される二組の男女、うち生き残るのは誰か?愛で結ばれた運命の夫婦を操るのは誰か?米大陸からパリ、アテネに舞台を移して、壮絶な物語が展開する。 最終的に誰が一番得したんだろう? シドニー・シェルダンの作品はいくらでも続きが書ける気がする。
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