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ドイツ第四帝国の勃興とユダヤ戦略 の商品レビュー

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2012/01/17

今から20年前に書かれた宇野正美さんの本。 当時は、バブル絶頂期。 そんな中、世界同時株安をこの本で予言。見通しの力はさすがと思った。 内容は、本のタイトルにあるようにベルリンの壁崩壊後のドイツが、いかに世界で主導権を握るかという予想を、ニーチェ・ルターの思想を紐解きながら、ドイ...

今から20年前に書かれた宇野正美さんの本。 当時は、バブル絶頂期。 そんな中、世界同時株安をこの本で予言。見通しの力はさすがと思った。 内容は、本のタイトルにあるようにベルリンの壁崩壊後のドイツが、いかに世界で主導権を握るかという予想を、ニーチェ・ルターの思想を紐解きながら、ドイツ人の思想の源流をさぐることで解説。 ナチスドイツの超人思想に基づくイデオロギーなどはかなり面白かった。 また、ナチスのユダヤ人大量虐殺にも触れ、ホロコーストはなかったと断言。 アンネの日記に関しても捏造とバッサリ。 1990年時点でこれを本にするのは大変だったのではないだろうか。 この数年後に「マルコポーロ事件」も起きてることですしね。 盛りだくさんの内容で、20年前の情勢と今を比べる事で、国際社会を多面的に見る事ができました。

Posted byブクログ