ユダヤ式交渉術 の商品レビュー

矢部正秋(著者)

2021/07/06

最後の数ページ位しか見るべきところがなかった。交渉術ではなくて、作者の自分語りと歴史の話がダラダラ続く。その上、日本の慣習的交渉の悪さが頻発し、昔の日本はまさに非文明人だったのかと思わされる。ユダヤ人ほど契約に厳しくする必要はないだろうが、日本は明文法の国。いくら儒学的思想強かろうが、その点は抑えていきたいと思う反面教師になった。

2014/09/29

目標設定、情報収集、議題の順番といった戦略が語られる一方、潤滑油としてのジョークにも重きを置かれていたのが意外だった。何千年も周りの民族から劣位に置かれた中でしたたかに生きるためには、このくらいの知恵が必要だったということか。

2012/10/01

アメリカ式交渉術を目の敵にしているような表現が気になった。
ユダヤ人のことを知る入門書としては、過去のユダヤ人成功者事例やユダヤ教の教えと格言、ユダヤ人の教育が語られている点は教養の足しになった。

ユダヤ式交渉術
1. 関連する情報をできるだけ入手する
2.交渉のよい雰囲気を作り出す
(人間関係のシガラミを作り出す)
3.交渉は小刻みに進める
4.時にはカケをする

身につけるためには
1.情報をかわいがる
2.大局観をもって臨む
3.ソフトな交渉を優先する
4.醒めた目をもつ

2012/01/04

交渉＝相手を打ち負かす というイメージがあってあまり良いイメージがなかったけど、お互いにメリットが生まれるような妥協点を探す作業という捉え方はなるほどと思った。他の人には当たり前のことなのかもしれないけれど。あと、キッシンジャーさんかっこいいです。

2010/06/13

ユダヤ式交渉術のポイントは①情報を大切に②大局観を持つ③交渉はソフトを優先④感情を抑え醒めた目で臨む⑤とげとけしくならない様にジョークを。ざっくり読んでイメージを作っておくと良い、程度の本

2010/03/18

ユダヤ人について学べた。
ユダヤ人、アメリカ人、日本人それぞれの交渉に対する考え方が述べられている。
アメリカ企業日本支社閉鎖にともなう従業員解雇処理過程でのドタバタは、情景が浮かぶ書き方であった。
この本は、国の名前を頭から取り去り、交渉術の各パターンごとに内容理解をすることも必要。
人種を基準とした固定概念を強く植えつけられるような記述に惑わされないようご注意を。

2009/10/04

ユダヤ系の本で最初に読んだ本。交渉術というよりもユダヤ人の人生に対する心構えがわかりやすく書いてある。