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人とこの世界 の商品レビュー

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2009/11/24

開高健 曰く、文章による肖像画集... nhkのブックレビューで紹介していた本。とても気になり図書館で借りて読んでみる。 音楽家 坂本龍一氏のお父さんがコーディーネートして開高健が癖のある?作家達をインタビューしその内容を速記にとり、その対談から開高健が作家の肖像画を書いていく...

開高健 曰く、文章による肖像画集... nhkのブックレビューで紹介していた本。とても気になり図書館で借りて読んでみる。 音楽家 坂本龍一氏のお父さんがコーディーネートして開高健が癖のある?作家達をインタビューしその内容を速記にとり、その対談から開高健が作家の肖像画を書いていくというもの... その対談の内容は... ある意味、象の墓場を垣間みたような、限られた人しか見る事のできない、聞き出す事のできない何とも形容しがたい対談のいくつか。それはとても滑稽なものもあり反面とても深かったり。 真顔で(お酒を飲みながらでも)こんな会話をしている男子はかなり魅力ある男子だと。たとえその場にいても聞き出す事のできないものを開高健が聞き出し、文章に纏めてあって、それはなんと言うかきっと開高健の魅力以外のなにものでも無い様に感じてしまう。 開高健...その存在をなんかこの一冊からものすごく実感。

Posted byブクログ

2009/10/07

2009/8/22図書館で借りる 2009/8/31返却 誰を方舟に残すか(武田泰淳との対談): 生まれてくる子供を殺さないのがヒューマニズムである。けれど、もし耕地の生みだす食糧以上に地球が人でいっぱいになるとすればヒューマニズムのために人は窒息するということになる。人を生む...

2009/8/22図書館で借りる 2009/8/31返却 誰を方舟に残すか(武田泰淳との対談): 生まれてくる子供を殺さないのがヒューマニズムである。けれど、もし耕地の生みだす食糧以上に地球が人でいっぱいになるとすればヒューマニズムのために人は窒息するということになる。人を生む思想が人を殺すことになるだろう。 p185-193 p227 p231-241

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