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海の勇者たち(2) の商品レビュー

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2012/05/24

マシュー・ローが立ち会う英国の海の歴史第2弾。まずは日記で有名なサミュエル・ピープス。それから無名の漁師たち。そしてジェームズ・クック。 いやあ、いろいろためになります。読む人それぞれに興味をひかれる部分は違うと思うけれど、当時の世相、人々の暮らしの描写がいい感じ。英国では何世紀...

マシュー・ローが立ち会う英国の海の歴史第2弾。まずは日記で有名なサミュエル・ピープス。それから無名の漁師たち。そしてジェームズ・クック。 いやあ、いろいろためになります。読む人それぞれに興味をひかれる部分は違うと思うけれど、当時の世相、人々の暮らしの描写がいい感じ。英国では何世紀も前にバブルを経験してたんですね。 もちろん、登場する歴史的人物の面白さも格別。どうやら海は人を変えてしまうらしい、と感じたのは1巻めのハドソンとこの巻のクック。理想的な航海者、探検家だったはずなのに。 それからジェームズ・ウルフ、初めて知りました。3巻めに登場するらしいネルソンの陸軍版といった感じ。年若くして武勲をあげて相当の地位に付き、線が細いにも関わらず兵からの信頼は抜群、敵に対して一歩も引かず、あげくの果てに戦死。 この時代、英国ではびっくりするほど若い人物が抜擢されて名を残しているようで、なかなか興味深いです。もちろん、水兵から叩き上げて44歳でようやく勅任艦長になったクックのような人物がいることも含めて、ですが。以上、余談。 あ、艦長になる前のブライも登場。後年彼が遭遇するあれこれについて納得できる描写になってます。

Posted byブクログ