ジャズ・アヴァンギャルド の商品レビュー
著者の青土社からの二冊の本はいろいろな意味で思索の泉であり、行動の指針でさえあるかもしれない。したがってこれを古びさせてはいけないわけだが、それとはまた別の問題として、本書巻末の年表を継続紡いでゆく作業が果たしてjazzの世界に可能だろうか?いや、本書自体がすでにjazzを遥かに...
著者の青土社からの二冊の本はいろいろな意味で思索の泉であり、行動の指針でさえあるかもしれない。したがってこれを古びさせてはいけないわけだが、それとはまた別の問題として、本書巻末の年表を継続紡いでゆく作業が果たしてjazzの世界に可能だろうか?いや、本書自体がすでにjazzを遥かに超えた次元の成果だとすれば、音楽に可能だろうか?と問うべきかもしれず、さらにそのために思想や社会のレベルを見渡すと人類の世界文化そのものが問われてしまうのかもしれない。果たしてそれに悲観的にならずにいられるだろうか?年表の発端から50年、空白期は20年である。
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