宇宙というネットワーク の商品レビュー
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1990年刊。◆タイトル中の「ネットワーク」、関係性に力点を置く書。宇宙誕生から現代への天文学的視座から、素粒子間の「力」の波及。細胞の対環境関連性から、生物相互の関係性を問題にする生態系など、広義のネットワークはあたかも自律的に成立してきたかのように見える。かかる観点から本書は広範な科学テーマを解説する。少し古いので宇宙の加速膨張やダークエネルギーを議論しない問題はあるが、そういう負の面を自覚的に読めば、本書読破の意義はある。◇あらゆるテーマにおいて「自己組織化」の視座の重要性が頭に入ってくる書だ。 ◆秩序ある方が情報量は多い。秩序形成・維持にはエネルギーが必要。
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