したきりすずめ;ねずみのもちつき の商品レビュー

大川悦生(著者),長新太(その他)

2011/01/17

絵が怖いっぃぃぃぃ!!!
それが強く残った印象でした。

「したきりすずめ」と「ねずみのもちつき」、二つのお話とも、昔言葉や方言のような台詞が多かったので、標準語ので書かれたものより、温かみがあって読んでいて楽しかったです。
「●●ってどんないみー？」なんて聞かれながら読み進むのも楽しかったです。
ひとつひとつのお話が結構長くってボリュームがありました。

☆☆☆
改めて「したきりすずめ」を読んで思ったのですが、おばあさんって、幸せな結婚生活、夫婦生活じゃなかったんだなぁって思って。
満たされない気持ちを抱えてトゲトゲして、自分を見ずにスズメを可愛がるおじいさんに嫉妬して、その矛先をスズメに向けて・・・

なんて、結婚してから改めて読むと、「おじいさんがもうちょっとおばあさんの事愛してあげたら、もっとおばあさんもスズメに優しくなれたんじゃないの？」「おばあさんに頼まれた屋根の修理せずに、スズメと戯れて1日を終えるなんて、男としてどーなの？」とか・・・とか。そんな違う感じ方をしてしまいました。