人間失格 の商品レビュー
どうやら集英社の表紙大作戦は大成功だったようですね。いいんですよ何がきっかけだろうと読むのなら。なんというか、凄みがあります。物凄い話です。どろっとした底なし沼みたいで、読んだ後はしばらく抜け出せないかも。ちなみに過去の私の読後第一声は「嗚呼、葉ちゃん」。でも、これを書いた太宰は...
どうやら集英社の表紙大作戦は大成功だったようですね。いいんですよ何がきっかけだろうと読むのなら。なんというか、凄みがあります。物凄い話です。どろっとした底なし沼みたいで、読んだ後はしばらく抜け出せないかも。ちなみに過去の私の読後第一声は「嗚呼、葉ちゃん」。でも、これを書いた太宰はあの熱き友情モノ「走れメロス」を書いた人でもあるんだという事は忘れないで下さいな。
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思春期にはよくありがちな感情、と言われるかも知れないけれど、物心ついた時からこんなに「何か」と闘っていた人がいただろうか。 冒頭の数ページで、まずそのことに衝撃を受けました。 読んでいくうちに、意味のないことだとは知りながら、他に道はなかったのだろうかと思ってしまいます。 読後に...
思春期にはよくありがちな感情、と言われるかも知れないけれど、物心ついた時からこんなに「何か」と闘っていた人がいただろうか。 冒頭の数ページで、まずそのことに衝撃を受けました。 読んでいくうちに、意味のないことだとは知りながら、他に道はなかったのだろうかと思ってしまいます。 読後に残った感情はとても言葉に表せません。 正面から向き合うととてつもなくヘビーな気分になるので、軽く読みたい方には(いないでしょうが)オススメしません; http://preciousdays20xx.blog19.fc2.com/blog-entry-413.html
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表紙に惹かれて、今までまともに読んだことのない古典、しかも太宰治の著書を初・購入&読了したけど、凄かった。凄かった。。。きっかけを作ってくれた集A社の目論見に、感謝。
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前から読もう読もうと思いつつも先延ばしにしていた作品。痛いほど共感できて、嫌でも自分に重ね合わせてしまって、苦しかった。なんていうか人間失格と言っている葉ちゃんが一番人間らしい気がした。だって、葉ちゃんの思う他人への恐怖心は誰もが一度は必ず思うものなのだから。これを太宰治の遺書と...
前から読もう読もうと思いつつも先延ばしにしていた作品。痛いほど共感できて、嫌でも自分に重ね合わせてしまって、苦しかった。なんていうか人間失格と言っている葉ちゃんが一番人間らしい気がした。だって、葉ちゃんの思う他人への恐怖心は誰もが一度は必ず思うものなのだから。これを太宰治の遺書として受け止めるか否かは微妙なところだけど「恥の多い生涯を送ってきました」これは、太宰治自身の言葉だと思っていいと思う。
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浪人時代読んで、鬱になり、箱根に行った思い出が。 太宰治の自伝のようなはなしです。 読んでいないひとは居ないでしょうけど読んだ方が良い。 小畑さんが表紙を描いたらしいので、また買おうかなと思ってます。
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祝!集英社の仕掛け人さま、『人間失格』が2ヶ月近くで9万部余ですって、ビックリ仰天、まさに快挙という他ありませんね。 いわく「古典は時代を超えて読み継がれる力がある。表紙はそこへ若い人を導く入り口。今後も各作品の世界にマッチした新カバーを投入していく」 9月2日の日経「活字の...
祝!集英社の仕掛け人さま、『人間失格』が2ヶ月近くで9万部余ですって、ビックリ仰天、まさに快挙という他ありませんね。 いわく「古典は時代を超えて読み継がれる力がある。表紙はそこへ若い人を導く入り口。今後も各作品の世界にマッチした新カバーを投入していく」 9月2日の日経「活字の海で」は、ジャケ買い広がる、として取り上げていますが、ビジネス書にもおしゃれなカラフルな表紙が増加しているらしいです。 「膨大な書籍が溢れる中、自分が面白いと感じる本を見つけるのは容易ではない。ジャケ買いはある種の衝動買いだが、直感を頼りに活字の世界をひらいていくのもまた楽しいはずだ。」と好意的な論調だけれど、何か変だ、と思うのは私だけでしょうか? 待望の『デスノート』地上波初公開を見ました。ウンザリ・汚い絵のタッチ・まったく創造性の欠片もない陳腐な展開で、欠伸が幾度も出てしまい、見ていて情けなくなって涙してしまいました。 その小畑健のありふれたつまらない絵柄の表紙でも、みんなで、漫画と間違えてひょっとして数千人が買うかも知れないね、とは嘲笑っていましたが、まっ、まさか、まさにカバーでバカが買ったという訳ですね。(あっ、ごめんなさい、ただシャレを言おうとしただけなんですけれど、ひどい、言い過ぎました) いいえ、何も太宰治が読まれていけないはずがありませんが、そう、文学が読まれないより読まれるべきはずですが、ええーっと、断腸の思いでいいますが、やっぱり太宰治は読む必要がないものであります。 芥川龍之介全集は小学生のとき読み完璧にはまってしまいました。太宰治は中学時代から高校一年にかけてすべて読みましたが、ほんの少し魅惑されそうになったことを告白しますが、幸いにもこの退廃的なセンティメンタリズムに誘惑される気は起こりませんでした。表現も描写も、悲しいかな、もどき、それらしい猿真似以上のものは認められません。何といっても文章がヘタで読むに堪えません。 どうして芥川龍之介を登場させたのか?それは自殺という共通項目があるからですが、両者の存在意味は天と地の差があり、いけない、これをやると話が長くなるので今回は端折ります。機会があれば別稿で。 ええっと、今だに私は、敬愛する長部日出雄御大が太宰・太宰と大騒ぎしておられるのが腑に落ちません。『桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝』は刺激的な本ではありましたが。 ウジウジした情けない泣き言を連ねた身勝手に人生に絶望し破壊的なことがあたかもすばらしいことであるかのように自己満足した駄文であるということこそが太宰の本質であります。 もしかして彼独自の作文スタイルなのかと思うと、違うんです、芥川賞が欲しくて選考委員に対して、くれないと死んじゃうから(違ったかな?まあ、それに近いことをメソメソと書き連ねたのです)などと懇願する手紙を送ってしまうという破廉恥な、どうしようもない幼稚な単なる阿呆・情けない男でしかありませんでした。 そして最後がまた象徴的ですね、不倫の相手と情死。 そんな人間の最低限のモラルも持ち合わせていない、額に汗して働いて食べて創造的に・建設的に生きようともしないで、裕福な出自に甘んじて無責任快楽男として生きたインチキ小説家の愚文を、いつまでも、繊細ですばらしいとか名作とかいって、文学史に残る古典とすることに、私は断固反対します。 彼を本当に思うのなら、もういい加減死に恥をさらすようなことは勘弁してあげてほしいと切に願います。 でもでも、人生に一度くらい滅法無駄な時があってもいいじゃない、とも思いますし、文庫の表紙の斬新な創意工夫で名作が再評価されるのは悪くない、もっともっとやってほしいと思います。駄作でも愚作でも何でも、とにかく本を読んだことのない人にきっかけになることは悪い訳はないですよね。と、何故か日経のコラムに同調する私でありました。
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人間、失格! 表紙に魅せられて買ってしまいまして!!!笑 太宰ちゃま(娘の講評参照)やっぱすっごく考えてるんだなと思う。見習わないとね。
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表紙につられて買った。まさに集英社の作戦勝ち。太宰の自伝的小説と言われている本作だが、ここには他者への本能的恐怖が描かれている。きっと誰もが持っているこの恐怖を、主人公は自分の中で増大させて転落人生を歩む。そしてその不安定さや陰鬱さに女たちは惹かれるのだ。一見明るくて人なつっこい...
表紙につられて買った。まさに集英社の作戦勝ち。太宰の自伝的小説と言われている本作だが、ここには他者への本能的恐怖が描かれている。きっと誰もが持っているこの恐怖を、主人公は自分の中で増大させて転落人生を歩む。そしてその不安定さや陰鬱さに女たちは惹かれるのだ。一見明るくて人なつっこい人間ほど、実は他人と距離をとりたがるというのは現代でも一緒。そういう男ほど女にモテるというのは理不尽だが、その事実はやはり現代でも変わらない。
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☆2007.8.2☆あまりにも有名な本なのに、内容をぜんぜん知りませんでした。こんなお話だったんだぁ…。人間を信じることが出来ず道化のように過ごした少年時代、寂しさと不安を酒と女と薬で誤魔化した青年時代…壮絶な人生だけど、それでも葉ちゃんが皆から愛されたのは、きっと、誰の心にもあ...
☆2007.8.2☆あまりにも有名な本なのに、内容をぜんぜん知りませんでした。こんなお話だったんだぁ…。人間を信じることが出来ず道化のように過ごした少年時代、寂しさと不安を酒と女と薬で誤魔化した青年時代…壮絶な人生だけど、それでも葉ちゃんが皆から愛されたのは、きっと、誰の心にもある人間の生々しさを葉ちゃんが人一倍敏感に感じ取り、悩んで真剣に生きてたから。葉ちゃんは正直なんだ…だから、自分と他人を偽って生きる事に耐えられず、押し潰されちゃったんだろうなぁ〜。私は葉ちゃんのようには生きられません。偽っている事に気づくことなく平和に、のうのうと生きる。そうじゃなきゃ幸せにはなれないもんね笑。
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太宰治の「人間失格」内容は今更。表紙「DEATH NOTE(デスノート)の小畑健。まんまライト。集英社だからこそ出来たコラボ。うまい。
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