運命の不思議を知る本 の商品レビュー

秋山さと子(著者)

2018/07/05

　ユング心理学を易経という観点から解説した書。
　ユングは易の「八卦」の考え方が自分が考えた「元型」と似ていると思っていたようです。
（ユングの心理学では人間のタイプを8種類に分類するそうです）
（そういえば気学や九星の方位の分類も八方位になります）

　ユングの考えによると、易占はシンクロニシティを利用した占いだといいます。
　マクロコスモス（大宇宙）とミクロコスモス（小宇宙）の「気」を通わせて占いを立てるのだそうです。
　筮竹に「気」を集めて占うのですが、その時、無心になっていないとシンクロニシティが生じないといいます。
「こう出てほしい」と願って結果を引き寄せるのは超能力や念力であって、シンクロニシティとは違うといいます。

「ひと口に占いといっても、信憑性のある占いとまったくない占いというのは、占う人によって変わってくるということはいえるでしょう」
「直観力の鋭い人が、きちんとした方法論のもとで占っているものであれば、その確率も高くなるといえるでしょう。」

　私も易占をして占ってみても、外れることはよくあります。
　100%近く的中するということは名人レベルでしょう。
　私も少しづつでも的中率を上げて行けるよう精進していきたい。
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