1,800円以上の注文で送料無料

産業化の時代(下) の商品レビュー

0

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/04/22

「6 マクロ経済と戦後経営」中村隆英、「10(3)都市の整備と開発」持田信樹を読了。 「6 マクロ経済と戦後経営」について 「本章のねらいは明治中期から第一次世界大戦前夜にいたるまでの、日本の経済と経済政策とを、巨視的に概観することである。(p.2)」「1880年代後半から日清...

「6 マクロ経済と戦後経営」中村隆英、「10(3)都市の整備と開発」持田信樹を読了。 「6 マクロ経済と戦後経営」について 「本章のねらいは明治中期から第一次世界大戦前夜にいたるまでの、日本の経済と経済政策とを、巨視的に概観することである。(p.2)」「1880年代後半から日清戦争までの経済は、・・・「小さい政府」のもとでの、民間主導の経済であった。ところが、2つの戦争を重ねる間に、・・・「大きな政府」が出現し、同時に国際経済へのかかわり方が次第に密接になったいった。(p.4)」 金融政策について知識が要求されるので少々難解だが、中村隆英先生の流暢な文章により、当時の経済が生き生きと語られておりとても面白い。短期に何度も恐慌が起きており、「戦前は自由経済にさらされていた。」という言説がより理解できた。 「10(3)都市の整備と開発」について 「明治期から1920年代にかけての・・・都市の整備と開発の経緯を概観することを課題とする。」 日本において土地区画整理がどのような歴史的文脈において始まったのかがよく分かる。

Posted byブクログ