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遠き落日(上) の商品レビュー

4.2

18件のお客様レビュー

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2011/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

野口英世はまじめな努力家のイメージだったけど、努力する天才、でも生活能力ゼロ、というマンガみたいな人だったのね。でも研究に対するエネルギー、探究心、枯渇感、みたいのがひしひしと伝わってきて、良かった。

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2011/03/12

野口英世の一生について書かれた小説である。 黄熱病の研究で有名な彼は、同僚に「こいつはいつ寝るのか」と言わせるほど研究熱心でありながら、 一方では知人・恩師に金を借りては遊んで使ってしまうというような金銭的性格破綻者であった。 偉大な研究者としての彼の姿勢に尊敬できるし、...

野口英世の一生について書かれた小説である。 黄熱病の研究で有名な彼は、同僚に「こいつはいつ寝るのか」と言わせるほど研究熱心でありながら、 一方では知人・恩師に金を借りては遊んで使ってしまうというような金銭的性格破綻者であった。 偉大な研究者としての彼の姿勢に尊敬できるし、 こいつどうしようもないなーとか思いながらも、なぜか野口の人間味に惹かれてしまいます。

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2019/01/16

上下、一気に読む。小さい時に伝記で野口英世を読んだことがあったが、イメージががらっと変わった。努力家ではあるが、借金の天才、強い自己顕示欲、かなり変わった人だったようだ。 まわりの人を騙し借金を続ける英世に、はじめはどうしようもないやつだな、と思いながら読んでいたが、最後は自ら...

上下、一気に読む。小さい時に伝記で野口英世を読んだことがあったが、イメージががらっと変わった。努力家ではあるが、借金の天才、強い自己顕示欲、かなり変わった人だったようだ。 まわりの人を騙し借金を続ける英世に、はじめはどうしようもないやつだな、と思いながら読んでいたが、最後は自らのコンプレックスをエネルギーに仕事一筋に生きた人間味あふれる、野口英世に共感できた。

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2009/12/18

渡辺淳一氏の作品は何と言うのか色っぽい作品が多いですが私が読んだことのあるこの方の作品は「花埋み」が最初だったので反対に「失楽園」などの作品にびっくりした記憶があります。 「花埋み」は日本で初めて女医さんになられた方のお話でした。 この本は野口英世の話です。 ちょっと前に...

渡辺淳一氏の作品は何と言うのか色っぽい作品が多いですが私が読んだことのあるこの方の作品は「花埋み」が最初だったので反対に「失楽園」などの作品にびっくりした記憶があります。 「花埋み」は日本で初めて女医さんになられた方のお話でした。 この本は野口英世の話です。 ちょっと前に星新一さんが自身のお父さんのことについて書かれたエッセイを読み、その中で野口英世に大金を貸したと言うエピソードが出てきました。ちょうど野口英世が千円札の人物になった頃彼は大変な浪費家で借金魔だったと言うような逸話がよく出てきて興味を持っていたので探して読んでみました。 一言で言うと壮絶な人生です。子供の頃私も偉人伝を読み、野口英世の幼少時の苦労や研究のがんばりを読んだものですが確かに彼の行った偉業は海外で行ったことがほとんどなのにその辺りは殆ど書かれていなかったしいかに金、生活にだらしなかったかと言った記述は皆無でした。 研究に没頭する様も並ではないし、金の使い方もとても正気とは思えない。色々な意味で型破りな人だったんだなあと思います。そういう人だからこそ研究が出来たとの考え方もありますが反対にきちんと財産を管理する人が居ればもっと何とかなったのではないかな、と思いました。 圧倒されます。色々な意味で。 読んで良かったです。

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2009/11/08

小学生の頃伝記で読んだ野口英世。 千円札の野口英世。 わたしの知ってる野口英世が、どこにもいない。 驚きすぎる。。。天才と狂人の紙一重。 驚くべき金銭感覚の欠陥。 金を無心しているだけの「上巻」ともいえそうな本編。 だんだんにいい加減嫌気がさしてきて、無心の際の本人の手紙の文面な...

小学生の頃伝記で読んだ野口英世。 千円札の野口英世。 わたしの知ってる野口英世が、どこにもいない。 驚きすぎる。。。天才と狂人の紙一重。 驚くべき金銭感覚の欠陥。 金を無心しているだけの「上巻」ともいえそうな本編。 だんだんにいい加減嫌気がさしてきて、無心の際の本人の手紙の文面なんかは読んでいてイラっイラしてくるのです。 男達はみんなホイホイ英世にお金を貸して。 女達が陰で英世を軽蔑の目でみる。 何がそんなに魅力的だったのだろう、英世の。 いやしかし、でも、分かる気もする。 頑なで、どこまでも純粋で、何かに真っ直ぐであるという姿勢は、純真無垢な少年のようで。 ダメな子ほど可愛いという妙な愛着もどんどん募り。 やはり私は、というか、誰も英世に感情移入なぞできないだろう。 その周りの振り回されっぱなしの人々に私は感情移入してため息がでるのです。 それにしても、母が凄い。 下巻・・・アメリカ編だ。つらそうだな。

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2009/10/09

この本を読んで、野口英世=偉人の一人というという単純な認識が変わった。英世という人が実はどういう人間だったかということが描かれているのが興味深い。また野口英世の研究に関する見解なども、さすが医学博士でもあるこの作家ながらだと思った。

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2009/10/04

会津の土産屋には野口英世関連の書籍がいろいろ並んでいたけど、この本は並んでなかった。野口英世記念館のガラスケースの中にやっと見つけた。偶像としての野口はすでに既得権益と化しているかのようだ。穿ちすぎかな。08.3.23再読。

Posted byブクログ

2009/10/04

真の野口英世の人生を綴った伝記。尊敬する人物だっただけに、彼の意外な生き様には驚いたが、逆に人間味があって、とても興味が持てた。

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