変身のロマン の商品レビュー

澁澤龍彦(編者)

2018/04/01

暗黒のメルヘンを手に入れた頃に新刊で購入。すぐに読了。暗黒のメルヘンに比べると、有名な作品が多く半分は読んでいた。しかし未読だった「牡丹と耐冬」や「ナルキッソスとエコ」アポリネールの「オノレ·シュブラックの失踪」花田清輝の「変身譚」は全くの初見で、次に探す予定のアンソロジー「幻妖」が楽しみだった。

2009/10/04

「変身」は昔からたくさんの人間が興味を抱いてきた題材だ。それこそ、ロマンである。
澁澤龍彦によって選ばれた小説は国内、国外問わずどれも面白かった。同じ「変身」を扱った話なのに各国のイメージの違いがありありと見えて興味深い。
泉鏡花、中島敦、太宰治、安部公房、花田清輝、ジョン・コリアー、フランツ・カフカ、アンデルセンなど。