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高群逸枝 の商品レビュー

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2011/06/27

河野信子による高群逸枝紹介。 叢書「民間日本学者」の一。 高群の一生が三つの時代に分けて書かれている。 内容は先行文献のスクラップ集という感じで、著者の判断による小見出し分けがされているが一連の流れが非常に分かりにくい。 また、使用している「自我」などの語彙の意の誤用があるこ...

河野信子による高群逸枝紹介。 叢書「民間日本学者」の一。 高群の一生が三つの時代に分けて書かれている。 内容は先行文献のスクラップ集という感じで、著者の判断による小見出し分けがされているが一連の流れが非常に分かりにくい。 また、使用している「自我」などの語彙の意の誤用があることと、登場人物等の心象や状況を、断りなく勝手に裏付けなき妄想をして書き連ねていることは、人物伝として非常にレベルの低いものであった。 しかし、先行研究であまり触れられていない高群周辺の学問状況、他学者からの引用があり、それは参考に値する。

Posted byブクログ