覇者の驕り(下) の商品レビュー

デイヴィッド・ハルバースタム(著者),高橋伯夫(訳者)

2014/08/24

日本メーカの台頭とアメリカメーカの苦闘を
個性豊かな役者たちの動きを通して
詳細に生々しく描く一方、
将来に影響を及ぼす韓国メーカや市場の変遷などの
萌芽についても要所を抑えて解説する骨太な一冊。
日本の製造業とは、企業とはナニモノなのかを
考える意味でも非常に示唆に富み、勉強になる。

蛇足ではあるが、1980年代の本にも関わらず、
今と変わらぬ教育問題に悩む日本の姿には
苦笑を禁じ得なかった。