量子力学 改訂版(1) の商品レビュー
古くから量子力学の入門書として親しまれている教科書。基本の基本を忠実にまとめたような本で,演習を別に用意した方がやりやすい。
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清水『量子論の基礎』の次に読んだ量子力学のテキスト。 清水本が状態ベクトルから始まっているのに対し本書はまず波動関数から説明しているので議論の進め方の違いに戸惑ったが、結局は同じことを言っているわけで、それぞれの記述を見比べることで理解が深まったと思う。逆に、議論の進め方の違...
清水『量子論の基礎』の次に読んだ量子力学のテキスト。 清水本が状態ベクトルから始まっているのに対し本書はまず波動関数から説明しているので議論の進め方の違いに戸惑ったが、結局は同じことを言っているわけで、それぞれの記述を見比べることで理解が深まったと思う。逆に、議論の進め方の違いに惑わされるのは、分かったつもりでいてもやっぱり分かっていなかったんだなぁ、と。 1 量子力学の誕生 2 一粒子の波動関数 3 波動関数と物理量 4 中心力場の粒子 5 粒子の散乱 6 行列と状態ベクトル 7 摂動論と変分法 8 電子のスピン 付録1 古典解析力学 付録2 エルミート多項式H_n(ξ)の諸性質 付録3 磁場内の荷電粒子
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歴史的な経緯に沿ってはいないが、理論的に見通しよく再構成され、理解しやすい。新しい物理的な概念や数学的な道具立ての導入も丁寧。天下りな部分がわずかにあるが、のちに本質が学べることを指し示しており、この部分も教育的だ。
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初等的な量子力学の本を読み終えたら開いてみる本。 かなり読みやすくて内容も(少し)高度。 行列と状態ベクトルは、原島の黄色本の一般的基礎とのつながりで読むとすらすらいけると思います。 摂動の章も必読。
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う〜む…どうも読んでいても満足感が無いのは何故なのか…という感想。同著者の「量子論」よりは高度な話に言及していて「量子力学の教科書」という感じが出ていますが、厳密性があまり感じられません。言葉による説明が割と多め。その分少し冗長な気がします。可もなく不可もなく…ですかねぇ。
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