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文明は緑を食べる の商品レビュー

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2016/12/20

読書録「文明は緑を食べる」3 著者 安田喜憲 出版 読売科学選書 p187より引用 “ 自らの伝統をうちすてたものの末路はあ われです。一万年以上の長きにわたって維持 されてきた森を破壊し、海を汚し、森の民の 伝統をうちすてた日本の百年後の未来が、現 在のアフリカのようになら...

読書録「文明は緑を食べる」3 著者 安田喜憲 出版 読売科学選書 p187より引用 “ 自らの伝統をうちすてたものの末路はあ われです。一万年以上の長きにわたって維持 されてきた森を破壊し、海を汚し、森の民の 伝統をうちすてた日本の百年後の未来が、現 在のアフリカのようにならないと誰が断言で きるでしょうか。” 目次から抜粋引用 “ふるさとの山をみなおすとき  森林破壊の文明  森の文化の原点  森の文明  文明破壊のアナロジー”  地理・環境考古学者である著者による、文 明と自然との関係性について記した一冊。  山と信仰についてから地球環境と宇宙開発 についてまで、花粉化石等の調査資料を基に 考察されています。  上記の引用は、他国の文明の流入によって 伝統を失ったアフリカ諸国について書かれた 項での一節。自分たちの今までを全て無くし てしまって、その先を豊かに生きたとしても、 自分の後には誰も続いてはくれなくはないで しょうか?  平成元年の出版なので、現在とは状況も変 わっているところがあるでしょう。この頃ま でに進んだ森林破壊が、植林で回復していれ ばいいのですが。人口減少社会と言われてい ながら、まだ新規宅地開発がされているよう では、何も期待できません。 ーーーーー

Posted byブクログ