ブラック・プリンス(上) の商品レビュー

デイヴィッドマレル【著】,山本光伸【訳】

2013/09/21

スパイ小説と言うと血しぶきドッバァーで
とにかく殴る蹴ると言うイメージが
ついて回りますのであまり好きになれないものでした。

だけれども最近は少しずつ慣れてきました。
それにこの作品自体、
割とそういった表現は控えめで
あくまでも一連の陰謀を調べることメインですからね。

兄弟のごとく仲がよいクリスとソール。
だけれども彼らのその絆は
ある種の黒い陰謀として利用され
用済みとして処分されそうになります。

彼らのあまりにも残酷な過去、
そして他にも出てくる残酷なほどの
黒い事実。

彼らに未来はあるのでしょうか。