シンボリック・アウトプット の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1989年12月4日に発行された本なので、既に23年近い歳月が経過しているわけだが、その内容には、まったく古さが感じられず、まさに閉塞感が溢れる今において、企業が顧客に対して、企業の中身を、なぜ伝えていかなければならないか、どのように伝えて行けばいいのかが、記述されている。 企業の中身を顧客に伝えるために、シンボリック・アウトプットを行うという行為は、数値目標化できない課題であるが、数値目標に極めて大きな影響のある問題でもある。 顧客は、企業の中身に信用することで、その企業が生む商品やサービスの品質を信用するのであるし、企業の中身に共感することで、顧客自身のアイデンティティを支えるために、その企業が生む商品を身に付け、サービスを享受するのである。
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