さまよえる湖 の商品レビュー
淡々とした筆致で、カヌーで川を下ったり、自動車で砂漠を踏破したり。 河川や湖が移動するという説を立てたものの、立証されるのは何百年後とかだと思っていたら、約30年後、奇跡的に自分が立ち会うことになる。 NHKのシルクロードが懐かしい。
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中央アジアの奥地にある幻の湖“ロプ・ノール”。 スウェーデン人の探検家、スウェン・ヘディンが何十年の歳月をも費やしてさまよえる湖と遭遇するまでの探検の過程を描いた探検記。 かつて楼蘭の地にあったロプ・ノール、楼蘭が滅びるとともにこの湖も歴史上から姿を消したが、ヘディンが唱えた河の...
中央アジアの奥地にある幻の湖“ロプ・ノール”。 スウェーデン人の探検家、スウェン・ヘディンが何十年の歳月をも費やしてさまよえる湖と遭遇するまでの探検の過程を描いた探検記。 かつて楼蘭の地にあったロプ・ノール、楼蘭が滅びるとともにこの湖も歴史上から姿を消したが、ヘディンが唱えた河の流れが変わってロプ湖も移動したとする学説は、彼自身がロプ湖を発見することで正しかったことを立証した。しかも、そのさまよえる湖はまさに楼蘭の地に帰ってこようとしているのである。 19世紀の探検時代、世界大戦に見舞われるなど、世界が大きく動いてる時代であったということを思うと、何とも言葉で表すのは難しいが、混沌としたもののなかに夢やロマンが溢れており、羨ましく思える。 まだまだ世界には長い年月眠ったままの発見があるかもしれない・・・。
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まさに、コロンブスの卵。中央アジアのロプノール湖は著者が初めて訪れた時は、満々と水をたたえていた。次の機会に同じ場所は茫漠たる砂漠の風景が・・・。 いまでは、驚くに当たらない事であるが、当時この異境に行った人間には衝撃的事実であったろう。そしてこの謎を解明したスピリットに読...
まさに、コロンブスの卵。中央アジアのロプノール湖は著者が初めて訪れた時は、満々と水をたたえていた。次の機会に同じ場所は茫漠たる砂漠の風景が・・・。 いまでは、驚くに当たらない事であるが、当時この異境に行った人間には衝撃的事実であったろう。そしてこの謎を解明したスピリットに読者は賞賛をするのである。
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約80年も前に行われた研究のための冒険記です。 学術的な事はよく判りませんが、今と違って、秘境を突き進んでいく冒険には命がけなシーンもあり、発見もありで、面白かったです。
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同じく高校の教科書から入った一冊。中央アジアに存在されると言われたロプ湖を求めて奔走するスウェンヘディン自身による記録。ドキドキわくわくしながら読める浪漫溢れる探検記です。
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まだ読み終わっていない…。記録ものなのでなかなか飽きずに読み進められず、あきらめようかと思っても、最後感動が待っていそうでなかなか手放せない。
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