ファンタスティックな恋の話 の商品レビュー

江河徹【編】,宇野亜喜良【画】

2022/04/10

ファンタスティック。
幻想的、空想的、風変わり。
なるほど、確かにそんな作品ばかり。
まともに恋愛してるのは…詩人とお姫様ぐらいかな。
それにしたって、その歌を自分で歌って、それで王様納得させちゃうの凄すぎるよなあ。
おじいちゃん許すよね、許しちゃうよねー！みたいな歌を歌われて、それで納得して許しちゃうんだものな。

2012/10/18

砂男／ホフマン
エルマゴールの物語／レニエ
白痴のバチスト／ノディエ
アトｒナティスの物語／ノヴァーリス
死女の恋／ゴーチェ
エミリーにバラを／フォークナー

挿絵／宇野亜喜良

18世紀から20世紀にかけて集められた幻想的な短編集。
第5巻は「ファンタスティックな恋の話」。
幻想的で美しい恋物語ですが、ほとんどが悲恋。
謎めいていて、哀しいお話がほとんどです。
まるで冷たい結晶に閉じ込められた美しくも哀しい恋物語は、どれも精緻な装飾を施された装身具のようです。
美しさと狂気は表裏一体なのかも。

2009/10/04

ラーブ　ラーブ　ラーブ　こんにちは、愛！　こどもようにつくられたものだってわかっているけどあたりさわりのないかんじ　うーん、ファンタスティックってこんなかんじなのかしら　と、全体のことを思い出せばそう思うんだけど一つづつはとてもファンタスティック　ひとつづつおもいだすことも　ときにはひつよう　こどもようということでこどもは、どうおもうんだろう　ぜひきいてみたい　童話のようなかたりくちなのにあからさまに正しい・正しくないがかかれているものでもないしそのときは心にもわんとしたものがのこるけど　あとでせつないかんじやしょうそうがおそうよね　とわたしがちいさいときならおもった？　そんなむずかしいこと、わかるわけないね　宇野さんの絵がずるいくらいすてきで、ひとつづつにかかれたその絵をおもいだしてファンタスティックのほとりにたつ