男たちへ の商品レビュー
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塩野七生「男たちへ」に含まれる『男女不平等のすすめ』は、甘えの作法とでもいうべき文章だった。上位者に甘える権利を得る限りにおいて、男を上位に置く。上位に置きたい男として認めるという意味もあるが、女性に対して意地を張ってるのかもしれない。甘えたいではなく、叱られたいと書いてあるが。
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塩野七生さん、あっぱれ。 言いたい放題、いや、書きたい放題、持論を展開しておられる。 ご自分でも楽しみながら書いておられたのか、ところどころで思わずにやり、とさせられた。小粋な視点を散りばめた一冊。 年齢を重ねて、こういう風に発言できる女性になりたいものだ。
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サブタイトル、や背表紙の「男が本当の大人になるための男性改造講座」とありますが、著者のユーモアと皮肉に満ちた男性に関する随筆集です。著者が全盛期の日比谷高校出身で、卒業名簿にエリートが並ぶ中、海外が長かったため、著者については職業がブランクというのは強烈な皮肉でした。ひげの種々相(左翼と右翼の違い)、アラン・ドロンの食事姿、レッド・バトラーが嫌いな理由、王冠を捨てたウィンザー公未亡人(シンプソン夫人)の遺した宝石、‘男のロマン'への皮肉などエスプリの聞いた小話です。
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面白い! 塩野先生が世の男性たちをバッサリと。 色付きの男性用Yシャツを日本にもたらしたのは塩野先生だったのですね。
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