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日本人よありがとう の商品レビュー

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2016/12/13

この本が有名なのは、よくネットなどで引用されるノンチック氏の詩が有名だからです。 ※序にかえて から一部引用 『かって 日本人は 清らかで美しかった かつて 日本人は 親切でこころ豊かだった アジアの国の誰にでも 自分のことのように 一生懸命つくしてくれた (中略) 戦後の日本人...

この本が有名なのは、よくネットなどで引用されるノンチック氏の詩が有名だからです。 ※序にかえて から一部引用 『かって 日本人は 清らかで美しかった かつて 日本人は 親切でこころ豊かだった アジアの国の誰にでも 自分のことのように 一生懸命つくしてくれた (中略) 戦後の日本人は 自分たちの日本人のことを 悪者だと思い込まされた 学校でも ジャーナリストも そうだとしか教えなかったから まじめに 自分たちの父祖や先輩は 悪いことばかりした残酷無常な ひどい人たちだったと 思っているようだ』 ※引用終わり 度々引用されているので、この詩だけは読んだことがある方が多いのではないかと思います。 でも、ノンチック氏についてどれだけの方がご存じなのか、あまり知られていないと思いこの投稿を試みました。 勿論、この著書を読んで頂くのが目的であって「ネタばらし」はしたくありません。 マレーシアの元上院議員であったノンチック氏の半生記を記した著書の中に、タイの元首相 ククリット・プラモード氏が、タイの新聞「サイヤム・ラット」紙に発表した「一二月八日」と題するものがあります。 ※以下全文引用 『日本のおかけで、アジアの諸国はすべて独立した。日本というお母さんは、難産して母体をそこなったが、生まれた子供はすくすくと育っている。今日、東南アジア諸国民が、アメリカやイギリスと対等に話ができるのは、一体だれのおかげであるのか。それは『身を殺して仁(じん)をなした』日本というお母さんがあったためである。十二月八日は、われわれにこの重大な思想を残してくれたお母さんが、一身を賭して重大決意をされた日である。さらに八月十五日は、われわれの大切なお母さんが、病の床に伏した日である。われわれはこの二つの日を忘れてはならない』 ※引用終わり 1989年11月に初版発行され、既に今年で27年を経過していますが、決して時代錯誤ではありません。 既読の方なら今一度再読を、未だ読まれていない方なら、この著書は、かつての日本に対して懐疑的な想念は氷解するでしょう。手に取って読んでいただきたい良書の一冊です。

Posted byブクログ